サイオステクノロジーは、オープンソースソフトウェア(OSS)のサポートサービスの新メニューとして「OSSよろず クラウドインテグレーションPOC支援」を5月1日から提供する。あわせて「OSSよろず相談室」を3段階のメニューに改定して同日から提供する。
OSSよろず相談室は、2007年6月から提供しているOSSサポートサービス。80種類以上のOSSを対象としたカスタマイズの有償サポートサービスが用意されている。今回は、これまで個別見積りとしていたサービスをメニュー化することで導入検討を容易にし、費用を抑えてOSSのサポートを受けられるようにした。
改定されたメニューは「OSSよろず相談室 Basic Support」「OSSよろず相談室 Advanced Support」「OSSよろず相談室 Premium Support」の3つで構成される。
Basic Supportは、OSSを利用する上で発生するQ&Aや障害発生時のログ調査、テクニカルインフォメーションなどの基本サービスを提供。Basic Supportは月額9万円から提供される。
Advanced Supportは、Basic Supportの基本サービスに加え、深いレベルのソースコード調査・解析、OSSの活用に関連するアドバイザリーサービスなどを提供する。Premium Supportは、個別SLAの設定や定例会の開催など、通常のメニュー内では提供されないサービスを見積もりベースで提供する。
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クラウドインテグレーションPOC支援は、IaaS環境構築管理ソフトウェア群「OpenStack」、コンテナ型仮想化技術の「Docker」、構成管理自動化ツールの「Chef」などを活用したプライベートクラウドの導入を検討するユーザーに概念実証(Proof of Concept:PoC)の技術支援を提供する。
OSSの新しい技術によるITインフラ構築には膨大な事前検証が必要だが、クラウドインテグレーションPOC支援は、サイオスのOSSエンジニアが難易度の高いクラウド環境の検証で発生する問題に対して技術支援を提供し、知識と経験に基づいた実装のノウハウを共有することで実稼働までに要するエンジニアリソースと時間を節約できると説明。運用時は、OSSよろず相談室Premium Supportによるサポートが提供される。