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富士通、作業員の技術伝承を支援するHMDソリューションを販売開始

NO BUDGET

2016-04-29 11:44

 富士通は4月27日、施設や設備の運転・保守業務において、ベテランからビギナーへの技術伝承を支援する「技術伝承支援ソリューション」を発売した。本ソリューションは、ヘッドマウントディスプレイを活用した動画マニュアル作成と、動画マニュアルを活用した技術伝承の支援を行うコンサルティングで構成され、価格は基本工程が90万円から、オプション工程が10万円から(いずれも税別)。

 施設や設備の運転・保守業務を行う企業では昨今、ベテラン作業者が定年で退職するケースが増加しており、若手作業者に対する技術伝承が必要とされている。これまでも手順書やベテラン帯同によるOn the Job Trainingでの技術伝承は行われてきたが、ベテランが無意識に実践している行動が伝承されない、経験などにより作業にばらつきが見られる、作業者の育成にコストと時間を要するといった課題があった。

 富士通では、新たな技術伝承手段としてヘッドマウントディスプレイによる実際の視界に近い動画の有効性を、メタウォーターおよびメタウォーターサービスと共同で実証、上下水道設備の業務における技術伝承の共同実証に取り組んだ。その結果、4カ月の業務経験のある作業者が0.5カ月の訓練期間で約30%の技術が向上(共同実証の特定作業における注意すべきポイントの実行度合を評価)したことを確認したという。本ソリューションは、この共同実証をもとに確立したプロセスをソリューションとして体系化したもの。

 ソリューションの概要は以下の通り。


プロセス概要

ベテランの技術をもとに手本となる動画マニュアルを作成

 ヘッドマウントディスプレイを活用しベテランが実際に見ている視界に近い動画と、ビデオカメラによる作業全体の動画を同時撮影することで、2つのアングルからベテランの技術を記録。記録した動画からマニュアルとして残すべき作業のあるべき姿の議論を関係者間で行い、その議論で合意形成された内容をもとに、手本となる動画マニュアルを富士通が作成する。

ビギナーへの技術伝承の実施を支援

 作成した動画マニュアルは、関係者が視聴・確認できるよう、期間中クラウド環境に保管。また、ビギナーの作業を動画マニュアル作成時と同様に撮影することにより、動画マニュアルと比較分析が行えるメニューをオプションで提供。ビギナーは、作業実施時の具体的な違いから気づきを得られ、技術向上が期待できる。


スケジュール

基本工程の標準スケジュール

 計画策定、動画マニュアル作成、技術伝承に向けた講習会までを計8日間で実施(対象業務は2時間以内)

オプション工程の標準スケジュール

 ビギナーの作業の動画撮影と、動画マニュアルとの比較分析を実施

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