Cortanaおよびその他の変更点
Windows Insiderで公開されたビルド14328には、Anniversary Updateのすべてのユーザーが利用できる機能が数多く追加されている。
新しいコンポーネントの1つに、デジタルペンを使ってタッチスクリーンPCやタブレットに簡単にメモを書き込める機能「Windows Ink」がある。Windows 10にWindows Inkが追加されたことで、ユーザーはデジタル付箋紙にメモを書いたり、デジタルホワイトボードに図を描いたり、「マップ」や「Microsoft Edge」、「Office」などを含むさまざまなアプリのコンテンツに注釈を付けたりすることができるようになる。Microsoftは、多くのWindows 10用アプリでデジタルペンを使って図やメモを書き込める機能をサポートしようとしており、Windows Inkをサポートするには、コードを2行追加するだけでいいと述べている。
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Windows 10のデジタルアシスタントである「Cortana」にも修正が加えられた。ユーザーはCortanaを使うためにWindowsにログインする必要はなくなり、ロック画面からボイスコマンドでCortanaを使って、メモを記録したり、音楽を再生したり、リマインダーを設定したりすることができるようになった。
また、Cortanaで写真を使ったリマインダーの設定を行うこともできる。たとえば、次にスーパーに行ったときに買うべきチーズの写真を撮って、別のWindows 10アプリのコンテンツに基づいてリマインダーを追加することもできるし、ウェブブラウザのEdgeで、面白そうだという印を付けておいた記事を読むように、ユーザーに思い出させることもできる。さらにすべてのユーザーがCortanaにアクセスできるようになり、質問をする前にWindows 10にサインインする必要はなくなった。
その他の変更点には、ローカルに同期されていない「OneDrive」のファイルを検索する機能の追加や、アクションセンターや通知の表示の変更、タスクバーに対するさまざまな修正(カレンダーに簡単にアクセスできるようになったことや、エクスプローラーアイコンの削除を含む)、設定アプリとロック画面に対するアップデートなどがある。
このビルドはまだ初期のものであるため、Windows Insiderに参加するテスターからのフィードバックに応じて、一般提供までの間に一部の機能が修正される可能性がある(編集部注:4月26日には新たなビルド14332がリリースされた。UbuntuのBashに対する改善と、電源管理機能の向上とともに、「Cortana」による「Office 365」の検索機能が主な内容となっている)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。