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資生堂は、ファイル共有クラウドサービス「Box」を中心とし、クラウド型シングルサインオンサービス「Centrify Identity Service」で社内システムと連携させたファイル共有環境を整備している。4月から国内1万人が利用しており、今後はファイル共有環境をグローバルレベルでも活用していく。環境整備を支援した伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が4月下旬に公表していた。
資生堂では、2015年から2020年度の中長期経営戦略「VISION 2020」において、重点項目として構造改革を掲げており、グローバルレベルで社内外の相互連携を支えるIT基盤を強化している。本社の企画、マーケティング部門と販売子会社との統合に伴い、プロジェクト関係者間で効率的に情報を共有できる。組織の変更にも迅速に権限の対応ができるファイル共有サービスを、将来的なグローバルでの活用も含めて検討していたとのこと。
CTCでは資生堂に対し、Boxに加えてCentrifyを提供。導入に際しては設計やデータ移行支援、管理者へのトレーニング、ユーザー向けヘルプデスクや運用支援サービスを提供している。
Boxはクラウド型ファイル共有サービスとして、ファイル単位でのアクセス権限設定やバージョン管理などIT部門が重視する機能を備え、データ容量は無制限、22地域の言語にも対応し、主要な国際的のセキュリティ標準にも対応している点を評価した。
またCentrifyは、ユーザーアイデンティティの管理とサイバー攻撃の脅威からユーザーアイデンティティを保護し、エンタープライズセキュリティを強化する。Centrifyでは統合ソフトウェアとクラウドサービスのプラットフォームを活用し、特権ユーザーとエンドユーザーに対して、クラウド、モバイル、データセンターというハイブリッドIT環境において、アイデンティティの保護と統合を独自に実現している。