MS、IFTTTのような自動化ツール「Microsoft Flow」のプレビュー版を公開

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-05-02 10:55

 Microsoftは米国時間4月27日、複数のオンラインアカウントをまたがったアクションを自動化するための非プログラマー向けツール「Microsoft Flow」のプレビュー版を公開したと発表した。

 MSPoweruserの報道によると、Flowは「IFTTT」とよく似たツールだという。IFTTTは、レシピと呼ばれる「もしXXならばYYを行う」という簡単な「If-Then」形式を指定することでさまざまなスマートデバイスの制御を可能にするアプリであり、数多くのユーザーに使用されている。

 Googleも同社のWi-Fiルータ「OnHub」をIFTTTに対応させたと発表したばかりだ。これにより、子どもが家に帰ってきてルータにデバイスを接続したことを検出し、親にメールで通知するといったレシピの作成も可能になる。

 IFTTTのレシピに相当するものを、Microsoftはコマンドの「フロー」と呼んでいる。Flowのターゲットはコンシューマーよりもビジネスユーザーに寄ったものとなっている。

 Microsoftは今回の発表で、Flowが「Office 365」や「Microsoft SharePoint」「Microsoft OneDrive」だけでなく、「Google Drive」や「Twitter」「Salesforce」「Slack」「GitHub」「MailChimp」を含む35以上のサービスと連携可能であり、その数は今後も増えていくと説明した。

 Flowを使えば、上司から電子メールが送られてきた際に、SMSによる通知を受け取ることも可能になる。また、OneDriveからチームのSharePointサイトに特定のファイルを自動的にコピーするといったことも可能になる。さらに、Slack向けのアクションも数多く用意されており、「Dropbox」に対するファイルのアップロードや、修正、作成を検出した際に通知するといったことも可能になる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  2. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  3. セキュリティ

    5分で学ぶCIEMの基礎--なぜ今CIEM(クラウドインフラストラクチャ権限管理)が必要なのか?

  4. セキュリティ

    クラウドネイティブ開発の要”API”--調査に見る「懸念されるリスク」と「セキュリティ対応策」

  5. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]