プロセッサは「Intel Xeon E5-2600」シリーズを採用し、ファイルとブロックの両方のアクセスに対応するほか、iSCSIとファイバチャネルをサポート。OSはSUSE Linuxで、Dockerにも対応しているという。
「モダン」の特徴としては、3D NAND型フラッシュメモリ技術の採用が挙げられる。SSDが持つ書き換え耐久性などの課題をセルの積層(多層)化で解決する同技術は、I/O性能向上の“切り札”として注目されている。EMCでは2016年を「オールフラッシュ元年」と位置付けており、XtremIOに加えて「DSSD」「VMAX」といったオールフラッシュストレージを積極的に展開していく戦略だ。

Unity 300F
Unityではハイブリッドモデルも用意されており、価格は1万ドルを切る。しかし、展示会場でUnityのデモンストレーションを行っていた担当者は、「性能やスピード、コスト効果を考えれば、オールフラッシュモデル(1万8000ドル~)のほうをオススメする(笑)」と語る。
管理機能では、VMWareのストレージ管理のAPI「VMware vSphere Virtual Volumes(VVol)」もサポートした。これにより、従来は論理ユニット番号(LUN)やボリューム単位でしか実行できなかった操作も、仮想マシンごとに実行きるようになる。
セットアップ、プロビジョニング、ローカルとリモートのレプリケーション機能も標準で搭載されおり、セットアップからプロビジョニングまで10~15分で実施できるという。HTML5をサポートしており、 VMwareやMicrosoft製品からの管理も容易に実行できる。
日本での価格発表は5月中に明らかにされる予定とのことだ。

2日目の基調講演では拡張現実を使い、Unityの内部を紹介した