もし、Googleが5年前から真剣にエンタープライズ向けパブリッククラウド事業に取り組んでいたら、どうなっていただろうか。 あるいは、2013年からでさえ、もっと成果が上げられていたのではないだろうか。
Pichai氏は、Greene氏の下でクラウド事業を統合する判断は、すでに実を結びつつあると述べている。同氏によれば、3月に開催されたカンファレンス「Google Cloud Platform NEXT」以来、企業との対話が進展しているという。
「あのイベントの前、およびそれ以降、事業の成長は加速しており、企業との対話の量と質は、新たな次元に達している」「われわれはあらゆるビジネス顧客に適した専門的知識を持てるよう、Go To Market戦略を構築しようとしている」とPichai氏は述べている。
Googleが今後市場を支配する可能性ももちろんあるが、同社の前には、今の現実が大きな障害として立ちはだかっている。Googleが企業との対話を改善している間に、ライバル企業はすでに大企業にサービスを普及させ、シェアを固めているのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。