Microsoftは「iOS」「Android」「Windows」向けの「SharePoint」モバイルアプリの最新版、それにWindows 10向けの「OneDrive Universal Windows Platform」アプリを第2四半期中にリリースする予定だ。
SharePointのモバイルアプリ(Windows、iOS、Android版)
SharePointはコンテンツ管理とコラボレーション機能を提供するもので、Microsoftにとっては重要なドル箱ビジネスだ。現在、顧客企業は20万以上で、利用者は1億9000万人を数える。
Microsoftは以前から、SharePoint Onlineの利用者はオンプレミス版のSharePointよりも新機能をいち早く利用できることを明らかにしている。その中にはクラウド(「Office 365 Groups」や「Office Graph」など)に依存する機能など、オンプレミス版のSharePointには入らないものもある。
Microsoftは最近、OneDriveクラウドストレージのロードマップを説明した際に、SharePoint OnlineドキュメントライブラリのOneDrive同期クライアントでの同期機能を2016年末までは提供しない計画を明らかにした。だが他のSharePoint-OneDrive同期機能を暫定的に提供する計画だという。
Windows 10向けの「OneDrive Universal Windows Platform」アプリケーションは今四半期(おそらく5月中)に提供する。
MicrosoftはSharePointモバイルアプリを「ポケットに入るイントラネット」を提供するものと位置づけており、ユーザーはこれを利用してSharePointコンテンツ、サイト、ポータル、そして人にスマートフォンからアクセスできる。
SharePointでのメインのフォーカスはクラウドとモバイルにあるが、Microsoftはオンプレミス版の「SharePoint Server」もリリースする。「SharePoint Server 2016」ユーザー向けのフィーチャーパックは2017年はじめに予定されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。