編集部からのお知らせ
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード
記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」
日本株展望

休暇中の海外市場の動き--米景気は強いか弱いか

ZDNet Japan Staff

2016-05-06 11:09

 ゴールデンウイークの谷間となった5月2日の日経平均は、円高進行を嫌気して518円安の1万6147円となった。ゴールデンウイーク中の海外市場の動きと、米景気の現状についての考え方を楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が紹介する。

為替の動き

 現在の日本株の動きに最も大きい影響を及ぼしているのは、為替だ。

ドル円為替レート推移:1月1日~5月5日(日本時間19時)

ドル円為替レート推移:1月1日~5月5日(日本時間19時)

 5月3日に一時、1ドル105.50円まで円高が進んだ。ただし、その後、円高進行の速さに対する警戒からドルに買い戻しが入り、1ドル107円台の前半まで円安に戻っている。5月6日の午前6時現在は、1ドル107.26円となっている。先日書いた通り、円高急伸の背景は、以下の3点だ。

  1. 4月28日に日銀が追加緩和を見送ったこと
  2. 米国の利上げ見通しが低下したこと
  3. 米国が日本を為替操作(円安誘導)国に指定し、監視するとしたこと

 それでは、休暇中に105.50円まで円高を試してから、いったん107円台まで円安に戻した理由は何だろうか? 短期筋の注目点は以下の2点だろう。

(1)日銀による(円売り・ドル買い)為替介入への警戒

 短期筋は「(米国からの政治的圧力介入によって)介入はできない」と踏んで、円買いを進めてきた。万一、介入があると一時的に大きく円安に戻る可能性もあるので、円急伸後には、いったん(円の)利益確定売りを入れるようにしている。

 米国が賛同しないドル買い介入をやる場合、海外での委託介入(日銀が欧米の中央銀行に為替介入を委託すること)は不可能なので、東京市場でやるしかない。短期筋から見ると、円高は海外市場の方が仕掛けやすくなっている。

 最近、円が高値を取るのはロンドン市場が多くなっている。一方、海外で円高を進むと、東京市場に戻る前に、いったん円買いポジジョンを手仕舞いたいとの心理も働く。

(2)5月6日に重要イベント(4月の米雇用統計発表)を控えていること

 雇用統計が強く、6月利上げの見通しが復活すると、ドル買い(円売り)に動く可能性もあるので、雇用統計の内容を見極めたいとの気持ちもある。

CME日経平均の動き

 為替を見ながら動いている。一時105.50円まで円高が進んだ5月3日には、一時1万5825円まで下がった。その後、107円台まで円安に戻ったが、まだ円高トライが終わったと判断できないことから、日経平均先物は上値が重いままだ。5月5日のCME日経平均先物(6月限)は、1万6045円(5月2日の日経平均終値と比べてマイナス102円)となっている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    MITスローン編著、経営層向けガイド「AIと機械学習の重要性」日本語版

  2. クラウドコンピューティング

    AWS提供! 機械学習でビジネスの成功を掴むためのエグゼクティブ向けプレイブック

  3. クラウドコンピューティング

    DX実現の鍵は「深層学習を用いたアプリ開発の高度化」 最適な導入アプローチをIDCが提言

  4. セキュリティ

    ランサムウェアを阻止するための10のベストプラクティス、エンドポイント保護編

  5. セキュリティ

    テレワークで急増、リモートデスクトップ経由のサイバー脅威、実態と対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]