
2002年6月~2004年11月: 地球シミュレータ
NECの「地球シミュレータ」は、当時の競合スーパーコンピュータを大幅に凌駕する性能によって、数年にわたり王座を堅持した。地球シミュレータは、その名が示すとおり、地球全体をシミュレートするためのスーパーコンピュータであり、日本政府によって自然災害のシミュレーションとその対策立案に活用された。
3階建てに相当する建物に設置された地球シミュレータは、専用設計された5120基の1GHzプロセッサコア、10テラバイトのメモリ、640テラバイトのストレージ、1.5ペタバイトの補助ストレージを搭載し、最大性能は40.96テラフロップスに達した。OSは「SUPER-UX」で、ノード間のインターコネクトは多段クロスバースイッチである。
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