世界一になったスーパーコンピュータたち--15年にわたる最速争いの歴史 - 4/11

Nick Heath (TechRepublic) 翻訳校正: 編集部

2016-05-10 06:00

2004年11月~2008年6月: Blue Gene/L
 「IBM Blue Gene/L」は、人間の体内における蛋白質の生成を解明し、病気の新しい治療法を発見するためのスーパーコンピュータとして開発された。Blue Gene/Lは、当時としては極めて強力なスーパーコンピュータであり、2004年11月にベータ段階で早くも世界最速の称号を手に入れた。

 Blue Gene/Lは複数のモデルが建造されたが、最大の性能を誇っていたのは、米国のローレンス・リバモア国立研究所に設置されたモデルである。稼働開始時点で最大性能91.75テラフロップスを叩き出したこのモデルは、幾度かのアップグレードが施され、最終的には21万2992基の「PowerPC 440」(700MHz)プロセッサコアと、74テラバイトのメモリを搭載するに至った。その最大性能は596.378テラフロップス、消費電力は2329KWに達した。OSは「CNK/SLES 9」で、ノード間のインターコネクトは専用開発された。

2004年11月~2008年6月: Blue Gene/L
 「IBM Blue Gene/L」は、人間の体内における蛋白質の生成を解明し、病気の新しい治療法を発見するためのスーパーコンピュータとして開発された。Blue Gene/Lは、当時としては極めて強力なスーパーコンピュータであり、2004年11月にベータ段階で早くも世界最速の称号を手に入れた。

 Blue Gene/Lは複数のモデルが建造されたが、最大の性能を誇っていたのは、米国のローレンス・リバモア国立研究所に設置されたモデルである。稼働開始時点で最大性能91.75テラフロップスを叩き出したこのモデルは、幾度かのアップグレードが施され、最終的には21万2992基の「PowerPC 440」(700MHz)プロセッサコアと、74テラバイトのメモリを搭載するに至った。その最大性能は596.378テラフロップス、消費電力は2329KWに達した。OSは「CNK/SLES 9」で、ノード間のインターコネクトは専用開発された。

提供:IBM

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