
2008年6月~2009年11月: Roadrunner
「PlayStation 3」用プロセッサの発展型を搭載した「Roadrunner」も、米国の核兵器の試験用に開発された、極めて強力なIBM製スーパーコンピュータである。
当初、Roadrunnerは米国エネルギー省のロスアラモス国立研究所に設置された、冷蔵庫サイズのキャビネット278基で構成されていた。その後、Roadrunnerは2009年にアップグレードされ、最大性能は1375.78テラフロップスから1456.7テラフロップスに強化された。アップグレード後のRoadrunnerは、12万9600基の「PowerXCell 8i」(3.2GHz)プロセッサコアを搭載し、消費電力は2483Kワットに達した。OSは「Red Hat Enterprise Linux」と「Fedora」で、ノード間のインターコネクトは「InfiniBand」である。
提供:Los Alamos National Laboratory