グーグルの「BigQuery」、「Google Drive」のデータ処理が可能に--まず「Sheets」から

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-05-09 10:42

 Googleは「Google Cloud Platform」(GCP)と「Google Apps」の間にある壁を取り払おうとしている。同社は米国時間5月6日、GCPのサービスの1つである「BigQuery」と、「Google Drive」の統合を発表した。まず実現されたのはスプレッドシートソフトウェアの「Google Sheets」との連携だ。

 BigQueryはクラウドベースのデータ解析サービス。企業は自社インフラに投資することなしに、SQLライクなクエリを実行できる。そして今回の統合により、自社のスプレッドシートデータに対しても、BigQueryのデータ分析機能を利用できるようになる。

 具体的には、BigQueryによるクエリの結果を直接、そのUIからGoogle Sheetsに保存できるようになる。また、Google DriveのファイルをBigQueryにあらかじめロードしておかなくとも、直接クエリの対象に含められるようになる。さらに、BigQueryからの編集中のSheetスプレッドシートに対するクエリも可能になる。

BigQueryによるクエリの結果を直接、そのUIからGoogle Sheetsに保存できるようになる。
BigQueryによるクエリの結果を直接、そのUIからGoogle Sheetsに保存できるようになる。

 GoogleでBigQueryのテクニカルプログラムマネージャーを務めるTino Tereshko氏は「Google Sheetsのスプレッドシート内で変更を加える都度、BigQueryはそのシートを対象としたクエリで、それらの変更を自動的に考慮する」と同社ブログで述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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