Googleは「Google Cloud Platform」(GCP)と「Google Apps」の間にある壁を取り払おうとしている。同社は米国時間5月6日、GCPのサービスの1つである「BigQuery」と、「Google Drive」の統合を発表した。まず実現されたのはスプレッドシートソフトウェアの「Google Sheets」との連携だ。
BigQueryはクラウドベースのデータ解析サービス。企業は自社インフラに投資することなしに、SQLライクなクエリを実行できる。そして今回の統合により、自社のスプレッドシートデータに対しても、BigQueryのデータ分析機能を利用できるようになる。
具体的には、BigQueryによるクエリの結果を直接、そのUIからGoogle Sheetsに保存できるようになる。また、Google DriveのファイルをBigQueryにあらかじめロードしておかなくとも、直接クエリの対象に含められるようになる。さらに、BigQueryからの編集中のSheetスプレッドシートに対するクエリも可能になる。

BigQueryによるクエリの結果を直接、そのUIからGoogle Sheetsに保存できるようになる。
GoogleでBigQueryのテクニカルプログラムマネージャーを務めるTino Tereshko氏は「Google Sheetsのスプレッドシート内で変更を加える都度、BigQueryはそのシートを対象としたクエリで、それらの変更を自動的に考慮する」と同社ブログで述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。