PE-BANKは4月19日、ITエンジニアの採用に関わる企業担当者を対象に実施した、ITエンジニアの採用に関する「現状」と「今後」についての意識調査結果を発表した。エンジニアの需要増とともに給与についても増加が予想されるという。
今後4年間のITエンジニア採用予定について質問した結果、「増やす」が9.5%、「やや増やす」が28.8%で、合わると約4割が増加させる予定としている。それに対し、「減らす」は2.5%、「やや減らす」も2.5%と、減らす予定の回答は少ない。

今後4年間のITエンジニアの採用予定
ITエンジニアの給与、約4割が増加を予想

今後のITエンジニアの給与
また今後のITエンジニアの給与についても、「増えると思う」(7.3%)、「やや増えると思う」(33.0%)と、約4割が給与の増加を予想した。その理由について質問した結果、「専門職の業務が増加傾向にあるから」「専門的な業務を任せたいため」など、専門性をIT技術者に求める傾向が強いことから対価が高まっているとみられる。
採用基準は難化傾向、より専門性の高い技術者が求められる

現在のITエンジニアの採用時重視点(複数回答)
実際のITエンジニア採用にあたって重視するポイントでは、「開発力がある」(55.0%)と、「専門性が高い」(53.8%)の2つの回答が特に多く、マネジメント面やコミュニケーション面より高い評価ポイントになる傾向が見受けられた。