ヘリコプターの安全飛行に必要なシステム基盤を導入--エアバス・ヘリコプターズ

NO BUDGET 2016年05月12日 11時06分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Airbus Group傘下のAirbus Helicoptersは、新型統合化アビオニクス(IMA:Integrated Modular Avionics)システム「ヘリオニクス」に、Wind Riverの基盤「Wind River VxWorks 653」を採用している。ヘリオニクスは認証を取得したエアバス・ヘリコプターズの民間用ヘリコプター「H175」や「H145」に装備されており、パイロット支援機能と直感的なヒューマンマシンインタフェース(HMI)を提供する。ヘリコプター運用効率を高め、IMA手法により性能と安全性を実現するという。


 VxWorks 653はIMAアプリケーションを実現するためのCOTS(Commercial Off-The-Shelf:商用オフザシェルフ。アビオニクスなどに既製品のソフトウェアやハードウェアを採用すること)基盤。

 この基盤は世界の有人/無人機の商用、宇宙用途の幅広いプロジェクトで主要技術として採用され、200を超える航空会社の75機種以上で、350件以上のプロジェクトで利用されているとのこと。AirbusやBoeingの軍用機/民間航空機である「Airbus A400M」「Boeing 787」も採用している。

TechRepublic Japan関連記事

 ヘリオニクスでは多機能ディスプレイ、フライト管理、コントロールシステム、オートパイロットでVxWorks 653を活用している。リソース管理やパーティショニング機能により、安全度の異なる複数の個別アプリケーションを、1つの基盤上で実行できるという。

 Airbus Helicoptersのヘリオニクスプログラム責任者、Christian Frano氏は次のようにコメントしている。

 「ヘリコプターの次世代アビオニクスの開発を検討する中で、この分野で実績を持つWind Riverに着目した。Wind Riverの安全技術は他のIMAシステムで検証済みだった。また、システム設計から認証取得プロセスまでの専門性もあるため、開発サイクルが円滑になった」



ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算