4: 常にフラストレーションを感じている
残念なことに、IT業界とフラストレーションは表裏一体の関係にある。しかし、強いフラストレーションが継続するのは危険信号だ。身体を蝕むような不満や苛立ちが、一晩寝てもまったく軽減しない場合は、転職を考えるべきだろう。従業員のフラストレーションに正しく対処できない会社は、現に存在する。そうした会社は従業員をひたすら酷使し、内部から崩壊する。その一方で、従業員のフラストレーションを驚くほど効果的に軽減している会社も存在する。現在の職場で強いフラストレーションを恒常的に感じている場合は、IT業界のフラストレーションを管理するのに長けた会社への転職を検討しよう。
5: 仕事への情熱を失った
IT業界に進む者の大半は、胸中にテクノロジへの揺るぎない情熱を秘めている。そして業界には、従業員の情熱を育むために努力を惜しまない会社がある一方で、従業員の情熱に冷や水を浴びせることに心血を注いでいるとしか思えない会社もある。後者の最優先事項は決算報告書の数字である。こうした会社は、従業員をビジネスという機械を駆動する歯車としか見ていない。ITとテクノロジへの情熱を失ったと感じたら、自問自答してみよう。果たして情熱は自然に消えてしまったのか、それとも会社から受けた非人間的な扱いが情熱に冷や水を注いだのかを。
6: 出世の見込みがない
厳しい現実を直視してみよう。現在の仕事に就いたときは、いずれ昇進して部下を束ねる立場になるか、大きな仕事を任されることを期待していたはずだ。しかし残念なことに、社内で上を見上げると、出世を阻む天井は当初の期待よりもはるかに低かった。それが意味することはただ一つ、今の職場で出世は期待できないという事実である。出世がキャリアの重要目標であるにもかかわらず、出世が不可能な状況に置かれてしまった場合、今の職場は自分に適していないと判断すべきだろう。
7: 自分が働いている会社の名前を周りに言いたくなくなった
現在の会社に採用された直後は、恐らくその会社の社員になれたことに誇りを持てたことだろう。しかし、時間が経って当初の興奮が薄れた今、気持ちはどのように変化しただろうか。単に新鮮味がなくなっただけであれば、その職場で働き続けても問題ない。しかし会社の名前や自分の仕事内容を口に出すときに、躊躇や羞恥心を感じるようになっているとしたら、事態は深刻だ。その場合は問題解決に向けて早急に行動を開始すべきである。