人材育成の新手法「アクティブラーニング」

失敗体験こそ最高の教育--Slush Asiaの運営が学生主体で成り立つ理由

得能絵理子 2016年06月04日 07時00分

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 5月13~14日に、スタートアップの祭典「Slush Asia 2016」が幕張で開催された。ピッチコンテスト、トークイベント、ショーケースの3つから構成され、世界中のイノベーティブなビジネスアイデアが次々と紹介されていった。特筆すべきは、全てが英語で行われたことだ。

「SLUSH ASIA」

 Slushが特徴的なのは、いわゆる堅苦しいビジネス会議とは違い、かっこよさがあふれていること。きらびやかな光が会場を埋め尽くし、ロックコンサートさながらの演出が施される。実際に、ヒューマンビートボックス日本一のTatsuya氏などのパフォーマンスも間に入り、見るものを飽きさせなかった。

「SLUSH ASIA」

 実はこのイベント、筆者は2015年、運営に関わらせてもらった。人材育成のエキスパートとして、ボランティアの学生らをまとめる役割を弊社代表とともに果たした。

 今年はそれをもう一歩進め、われわれ社会人は運営から手を引いた。今年はなんと、この大規模なイベントのほとんどを、学生のみで運営したのだ。


ヒットゲームアプリ「アングリーバード」

 そもそもSlushは北欧フィンランドの大学・Aalto(アールト)大学の学生が始めた小さな勉強会にルーツを持つ。 当時、フィンランドではスマートフォンの勃興でNOKIAが低迷。一時期はGDPの25%を支えていたと言われるNOKIAは、まさに国の大黒柱であった。当然優秀な学生は皆NOKIAを目指す。しかしそのNOKIAが低迷。行き場をなくした学生達の目に飛び込んできたのが、スタートアップだった。

 ゲームアプリ「アングリーバード」をご存知だろうか。世界で累計30億ダウンロードを記録した。このゲームを作ったのはROVIOというフィンランドのスタートアップだ。数千人の従業員を抱える企業が作ったのではない。たった数人で始めた小さなスタートアップが、世界中の人に愛されるゲームを作ってしまったのだ。

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