「Windows 10 Anniversary Update」、提供開始は米国時間7月29日か

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 高森郁哉 (ガリレオ)

2016-05-18 09:52

 Microsoftの資料によると、「Windows 10 Anniversary Update」が米国時間7月29日にリリースされる見込みだという。

 7月29日という日付は、Microsoftがまもなく開催する「Windows Hardware Engineering Conference」(WinHEC)用のスライド資料に記載されていたと、ブログサイトのNokiaPowerUserが5月16日に伝えた。このスライドのあるページに、「Windows 10」の製造工程向けリリース(RTM)版の配布期間が7月と書かれていたほか、別のページには、この90日RTM版の配布開始時期が7月29日と示されていたという。

 RTM版は、ソフトウェアメーカーがプログラムの最終版を機器メーカーに送付し、メーカーが販売する機器にインストールしてもらうためのものだ。

 スライドに記載されたスケジュール通りに進んでいると仮定するなら、7月29日という日付は理にかなっている。この日は、Windows 10が2015年に公式にリリースされてからちょうど1年後にあたる。Windows 10 Anniversary Updateは、Windows 10にとって初のメジャーアップデートであり、音声アシスタントの「Cortana」の機能や「Windows Hello」を使ったログイン機能が強化されるほか、「Start」メニューに「All Apps」(すべてのアプリ)リストがデフォルトで表示されるようになる予定だ。

 7月29日はまた、Microsoftとユーザーにとって期限の日でもある。Windows 10は現在、「Windows 7」と「Windows 8.1」のユーザーに無償で提供されているが、この無償提供期間が7月29日で終了する。それ以降は、119ドルの「Windows 10 Home」か、199ドルの「Windows 10 Pro」を購入することが必要になる。

Windows 10ユーザーは、Anniversaryエディションを7月29日に入手できるかもしれない。
Windows 10ユーザーは、Anniversaryエディションを7月29日に入手できるかもしれない。
提供:screenshot by Lance Whitney/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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