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ゆうちょ銀行の決算説明会報告--追加の公募売り出しはいつあるか?

ZDNet Japan Staff

2016-05-20 12:01

 5月19日の日経平均は、前日比2円高の1万6646円だった。為替が1ドル110円台前半まで円安となったことを受けて、一時196円高の1万6841円まで上昇した。ただし、その後上げ幅を縮小した。1~3月の日本のGDP成長率(速報値)は事前予想より高かったものの、それでも、日本の景気・企業業績のモメンタムが低下している事実に変わりはなく、上値は重いままだった。

 20日の日本時間5時30分現在、為替は1ドル109.96円だ。同時刻のCME日経平均先物(6月限)は1万6595円だった。

 楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は19日、ゆうちょ銀行(7182)の決算説明会に参加した。今回は、窪田氏がそこで聞いたことの報告と、それを踏まえての投資の考え方を紹介する。

ゆうちょ銀行は、2期連続の減益を見込んでいる

ゆうちょ銀行の前期業績(実績)と今期業績(会社予想)(金額単位:億円)

(出所:同行の決算説明会資料)
(出所:同行の決算説明会資料)

 ゆうちょ銀行は、これまで利益のほとんどを国債による運用益に依存してきた。日銀によるマイナス金利導入で10年国債利回りまでマイナスになった影響から経常利益の減少が続く。

 ゆうちょ銀行は、前期末(2016年3月末)で約198兆円の運用資産を保有する。この運用資産を管理会計上、ベースポートフォリオ(主に国債で運用する部分)136兆円と、サテライトポートフォリオ(超過リターン追求のポートフォリオ)62兆円に分けている。

(1)前期(2016年3月期)の経常減益(マイナス875億円)の要因分析

 ゆうちょ銀行の資料によると、前期(2016年3月期)は、国債利回りの低下によりベースポートフォリオの収益がマイナス1933億円の減益要因となった。サテライトポートフォリオの収益増加プラス516億円、コスト削減効果プラス522億円、手数料収入増加プラス18億円などの増益要因もあったがカバーしきれず、トータルでマイナス875億円の経常減益となった。

(2)今期(2017年3月期)に見込む経常減益(マイナス619億円)の要因分析

 国債利回りの低下によりベースポートフォリオの収益がさらにマイナス2000億円の減益要因になると見込まれる。サテライトポートフォリオの収益増プラス1400億円などを見込んでいるがカバーしきれず、トータルでマイナス619億円の経常減益が見込まれる。

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