編集部からのお知らせ
記事PDF集:官民意識のゼロトラスト
電子インボイスの記事まとめ
海外コメンタリー

伝説のイノベーター、W・ディズニーとS・ジョブズに学ぶ5つの教訓 - (page 2)

David Gewirtz (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2016-06-03 06:00

 Disney氏もデザインには強いこだわりを持っていた。実際、黎明期の彼は漫画を描く特技を活かし、漫画家として生計を立てていた。漫画家としての仕事を始めて間もなく、彼はIwerks氏と出会うことになる。そしてDisney氏のビジョンは、Iwerks氏を通じて爆発的に開花した。

 Disney氏は「ミッキーマウス」の原型となるキャラクターを生み出した。そのキャラクターは当初、「モーティマー・マウス」と名付けられていたが、彼の妻Lillianさんの提案で、ファーストネームが親しみやすい「ミッキー」に変更された。そうして誕生したミッキーマウスに実際に命を吹き込んだのがIwerks氏であり、彼が制作を率いていた数々のアニメーション作品が、Disney氏を伝説の人物へと押し上げた。

 この逸話が示すように、適切なパートナーは自分の潜在能力を爆発的に開花させる触媒になりうる。ビジネスセンスに長けたパートナーとの協業は、若く革新的な起業家の王道であり、Jobs氏とDisney氏も例外ではなかった。

 ただし、イノベーションにはそれ相応の対価が伴うことを忘れてはならない。時には、自分のビジョンを新しい段階へと引き上げるために、自分以上の創造性を持つ人間を外部から招き入れ、クリエイティブな作業に専念させる必要があるかもしれない。そのクリエイティブなパートナーが、Disney氏にとってはIwerks氏であり、Jobs氏にとってはIve氏だったのだ。

 余談だが、クリエイティブなパートナーの名字は、必ずしもアルファベットの「I」で始まる必要はないようだ。

3)完璧主義は(身を滅ぼすことなく目標を達成できれば)盤石の顧客ロイヤルティにつながる

 「The perfect is the enemy of the good.(完璧主義は成功の敵)」という格言がある。これは情報過多で分析自体に支障を来す、分析麻痺に似ている。通常は仕事で完璧を追い求めすぎると、どれだけの時間を注ぎ込んでもその仕事は決して完成せず、ほとんど成果を得られないという、本末転倒な結末が待ち受けている。

 しかし、Jobs氏はこの常識を打ち破った。彼は誰もが知るとおり、情け容赦のない完璧主義者だった。彼は驚異的な製品を世に送り出したが、その陰では多くの従業員を血も涙もなく使い捨てにした。Jobs氏は礼儀正しい人物だったが、完璧に対する彼の飽くなき要求は、自社内だけでなく、取引先各社にも及んだ。

 Googleの前シニアバイスプレジデントでGoogle+を立ち上げたVic Gundotra氏は自身のアカウントで、Jobs氏の完璧主義を象徴する自らの体験を振り返っている。それによると、ある日曜日の午後、彼のもとにJobs氏から緊急の電話が入ったという。その用件はなんと、iPhone上に表示されるGoogleロゴの、2番目の黄色い「o」の色味が気に入らないというものだった。かように、Jobs氏の完璧主義にまつわる逸話には事欠かない。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]