グーグルのL・ペイジ氏、Java APIの使用はフェアユースに当たると主張--対オラクル訴訟

Stephanie Condon (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ) 2016年05月23日 10時58分

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 Ars Technicaの報道によると、Googleの共同創設者であるLarry Page氏は米国時間5月19日に出廷し、Java APIの使用は「無料かつオープン」だと主張して、同社が「Android」の開発でJava APIを使用したことを弁護したという。

 OracleはGoogleを著作権侵害で提訴しており、GoogleはAPIの使用に対しライセンス料金を支払うべきだったと主張している。米連邦控訴裁判所はすでに、APIは実際のところ著作権で保護されているとの判決を下しているが、Googleはこのコードの使用について、「フェアユース(公正な使用)」に当たるものだったと主張している。GoogleがAndroidから得た利益の額や、Oracleが侵害によって被ったと主張している金銭的損害の額を考慮し、OracleはGoogleに93億ドルの損害賠償を求めている。

 Googleがライセンス契約を結ぶべきだったかどうかについてOracleの弁護士から回答を迫られたPage氏は、「私は弁護士ではなく、予測のつかないライセンスのことは分からない」と述べた。

 Oracleは裁判で、GoogleがAndroidから420億ドルの売り上げを得たと主張した。これは主に、モバイル検索で得られる広告売上によるものだという。Oracleの弁護士は19日、GoogleがこのOSから毎年膨大な金額を得ていたことを示唆するGoogleの社内用プレゼンテーションを明らかにした。Ars Technicaの報道によると、このスライドには、Androidをめぐる「年間430億ドルのエコシステム」に関する記述があったという。スライドについて聞かれたPage氏は、この数字は主にVerizonやAT&Tなどキャリアへの支払いを表すものだと説明した。

 OracleとGoogleはどちらも5月23日、サンフランシスコの米連邦地方裁判所で陪審団に対し最終弁論を行う。陪審団がGoogleによる「フェアユース」の主張を退けた場合、裁判の論点は損害賠償の問題に移る。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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