IDCによると、ビッグデータおよびアナリティクスの市場は2019年に1870億ドル以上の規模に拡大する見通しだという。2015年時点では1220億ドル規模だったことから、5年で市場が50%以上も拡大することになる。
サービスがビッグデータおよびアナリティクスの総売上高の半分以上を占め、ソフトウェアが2番目に大きなカテゴリになるとみられている。ビッグデータおよびアナリティクス関連のソフトウェアは2019年に550億ドル規模の市場になる見通しだ。ハードウェア市場は約280億ドルの規模になる。
ソフトウェア売上高の大半は、エンドユーザークエリー、レポーティング、アナリシス、データウェアハウス管理のアプリケーションが中心になる。
IDCによると、業界別では、ディスクリート型製造業がビッグデータを追い求める最大の業界になり、銀行業とプロセス型製造業がそれに続くという。政府、サービス、電気通信、小売業も大きなカテゴリになる見通しだ。
IDCは、ほかにも以下の興味深い予測を発表した。
- これからの5年間、公益事業、資源業界、ヘルスケア、銀行業がビッグデータおよびアナリティクス分野で最も大きな成長を示す。
- 大企業が支出を主導し、2019年に1400億ドル規模になる見通しのビッグデータおよびアナリティクス売上高に貢献する。
- 小規模企業(従業員数500人未満)がビッグデータ売上高の4分の1を占めるようになる。
- 米国がビッグデータおよびアナリティクスツールの最大の市場になり、2019年までに980億ドルの規模に達する見通しである。米国に続くのは、西欧、アジア太平洋地域、中南米だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。