調査

ビッグデータおよびアナリティクス市場、2019年に1870億ドル超の規模に

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-05-24 11:16

 IDCによると、ビッグデータおよびアナリティクスの市場は2019年に1870億ドル以上の規模に拡大する見通しだという。2015年時点では1220億ドル規模だったことから、5年で市場が50%以上も拡大することになる。

 サービスがビッグデータおよびアナリティクスの総売上高の半分以上を占め、ソフトウェアが2番目に大きなカテゴリになるとみられている。ビッグデータおよびアナリティクス関連のソフトウェアは2019年に550億ドル規模の市場になる見通しだ。ハードウェア市場は約280億ドルの規模になる。

 ソフトウェア売上高の大半は、エンドユーザークエリー、レポーティング、アナリシス、データウェアハウス管理のアプリケーションが中心になる。

 IDCによると、業界別では、ディスクリート型製造業がビッグデータを追い求める最大の業界になり、銀行業とプロセス型製造業がそれに続くという。政府、サービス、電気通信、小売業も大きなカテゴリになる見通しだ。

 IDCは、ほかにも以下の興味深い予測を発表した。

  • これからの5年間、公益事業、資源業界、ヘルスケア、銀行業がビッグデータおよびアナリティクス分野で最も大きな成長を示す。
  • 大企業が支出を主導し、2019年に1400億ドル規模になる見通しのビッグデータおよびアナリティクス売上高に貢献する。
  • 小規模企業(従業員数500人未満)がビッグデータ売上高の4分の1を占めるようになる。
  • 米国がビッグデータおよびアナリティクスツールの最大の市場になり、2019年までに980億ドルの規模に達する見通しである。米国に続くのは、西欧、アジア太平洋地域、中南米だ。

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]