AMDやIBMなど7社、アクセラレーションのためのオープンフレームワーク策定に向け協力

ZDNET Japan Staff

2016-05-25 10:58

 AMD、ARM、Huawei(ファーウェイ)、IBM、Mellanox、Qualcomm、Xilinxの7社は、データセンターのワークロードなどを加速する、キャッシュコヒーレントなインターコネクトを実現するオープンな技術仕様の策定に向けて協力を進めていくことを発表した

 新たな仕様は「Cache Coherent Interconnect for Accelerators」(CCIX)と呼ばれるもので、業界で初めて、異なるインストラクションセットを持つプロセッサ間でコヒーレントにデータを共有するためのインターコネクト技術を目指す。

 まだ1ページしか用意されていない同取り組みのホームページによれば、この技術はビッグデータアナリティクス、検索、機械学習、NFV、4G/5Gの無線通信、インメモリデータベース処理、動画アナリティクス、ネットワークプロセッシングなどのアプリケーションに効果を発揮するという。

 Forbesに掲載されたKarl Freund氏の記事によれば、現在のアクセラレータは、基本的にPCIe経由でプロセッサに接続されているが、PCIeはプロセッサ間で必要とされる広帯域、低遅延の接続に向いておらず、PCIeよりも圧倒的に高速なリンクを必要とする。またFreund氏は、今回の発表は、Intelが「QuickPath Interconnect」(QPI)と呼ばれる同社独自のインターコネクトで提供しようとしているソリューションに対抗するには、緊密な協力関係が必要であることを各社が認識していることの表れだろうと述べている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

  5. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]