データ連携の最上位版 「ACMS Apex」を発売--DAL

NO BUDGET

2016-05-26 15:34

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 データ・アプリケーション(DAL)は5月24日、戦略的なデータ活用の仕組みを構築できるエンタープライズデータ連携基盤 「ACMS Apex」を6月30日に発売すると発表した。ACMS Apexは既存製品ACMSシリーズの最上位モデルで、初年度1億円の売り上げを目指す。

 ACMS Apexはオンプレミス、クラウドなどの異なるシステム環境や、国内外に分散する多様なシステムやアプリケーションを連携して一元的に可視化、統合管理する。アプリケーションやデータベースアダプタ、データ変換、データプロセス暗号化などセキュアで可用性の高いデータ連携に必要な機能を単一プラットフォームで提供する。


ACMS Apexの基本構造と機能

 ACMS Apexは、情報セキュリティ標準に準拠した安全性、事業継続のための可用性、無停止での柔軟なシステム拡張などの機能を備えている。

 安全性では、PCI DSSに準拠し、保管データやプロセス間通信はすべて暗号化され、保管データは閲覧権限がある運用者のみが参照可能に設定できる。可用性では、データ連携対象の各業務システムを統合管理する管理サーバの障害時に代替サーバへ自動的に切り替えを行うソフトウェアクラスタ機能や、2つの拠点間でデータ同期を行うDR(Disaster Recovery)機能により災害時の事業の継続性を支援する。

 システム拡張では、オンライン中のマイグレーション機能により、サービス全体を停止することなくモジュールの導入、入れ替えが可能なため、システムの拡張や機能追加が容易で24時間365日無停止でのサービス提供が可能だ。また、テナント管理機能によるリソース共有も可能で、独立した運用性、連動性も高い。

 事業の拡大やビジネスのグローバル化に伴い、国内外に拠点を設け、各拠点に業務システムを配置している企業は、企業間取引、および企業内外の業務システム連携のために、複数のファイル転送やジョブ管理、データ変換などのツールを組み合わせて実現していることが多い。

 しかし、複数のツールを組み合わせることで接続・連動に多くの工数がかかり、その後の運用においてもコストや負荷が高くなることや、セキュリティ対策や可用性を高める仕組みが複雑化するケースが少なくない。

 DALでは、「ACMS Apex」は、既存の業務アプリケーション資産を生かしつつ、単一ソフトウェアでセキュアかつ可用性の高い高度なデータ連携基盤を実現することで、従来の課題を解決する、としている。

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