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日本株展望

先物絡みで突発的な売りが出る可能性は低下している

ZDNet Japan Staff

2016-05-26 11:22

 5月25日の日経平均は、258円高の1万6757円だった。1ドル110円台に乗せる円安が進んだことが好感された。複数のFRB高官から6月利上げを示唆するメッセージが出されていることが円安(ドル高)要因となっている。

 米国時間5月27日にイエレンFRB議長が討論会で利上げについてどのような発言をするか、ますます注目が高まっている。ただ、為替と日経平均は今、材料不足で大勢ボックス圏の動きから抜け出せていない。しばらく材料待ちの展開が続きそうだ。

 日本株の裁定買い残高の現状について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

先物絡みで突発的な売りが出る可能性は低下している

 株式市場に潜むさまざまな“地雷(先物・オプションを使った投機的ポジション)”の変動を知るための参考指標として重要な「裁定買い残高」の変化について改めて解説しよう。

 結論から述べると、裁定買い残高は現在1.86兆円と低水準に留まっており、投機的な先物の買いポジションはかなり整理されたと考えられる。今後、先物絡みで突発的な売りが出る可能性は低下してきていると考えられる。

 今後、裁定買い残高が増加トレンドに転じれば、日経平均は上昇トレンドに入る。ただし、それがいつになるかはわからない。突発的な先物売りが出にくくなってきたことだけしか、裁定買い残高からはわからない。

 具体的にデータを見ていこう。日本取引所グループが5月25日に発表した5月20日時点の裁定買い残高は1兆8602億円と、昨年末の3兆3018億円から1兆4416億円減少した。年初より外国人投資家から株価指数先物に大量の売りが出たことに伴い、裁定解消売りが増え、裁定買い残高は大きく減少した。

 では、日経平均と裁定買い残高の関係についてグラフで見てみよう。

日経平均の動き(上段)と裁定買い残高の推移(下段):2013年1月4日~2016年5月25日

日経平均の動き(上段)と裁定買い残高の推移(下段):2013年1月4日~2015年5月25日
(出所:日本取引所グループのデータに基づき楽天証券経済研究所が作成)

 裁定買い残は、主に外国人投資家の投機的ポジションの変化を表している。裁定買い残が増加するときに日経平均が上昇し、裁定買い残が減少するときに日経平均が下落する傾向が鮮明に読み取れる。

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