編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方

IoTでビッグデータ収集に終始することは「ビッグミス」:SASのIoT担当者語る

Asha Barbaschow (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2016-05-27 12:17

 Internet of Things(IoT)の取り組みで、ビッグデータの収集を特に重視することは、組織がデータの貯蔵庫になるという結果を招きかねない、とSASのIoT Domain LeadであるKevin Kalish氏は述べている。

 イノベーションの宝が眠っているのは組織がデバイスとクラウドの間にある中間のレイヤから抽出した、フィルタにかけられたデータだとKalish氏は主張する。Kalish氏はこれを「fog」と呼んでいる。

 「ストレージはコモディティでビッグデータが問題を解決するというのは誤った認識であり、ボリュームとコストは急速に維持しづらくなっている」とKalish氏は述べる。

 将来は、想像しうるあらゆる場所にセンサが存在するだろう。このようなスマートな世界では、個人と組織がイノベーションにアプローチする方法は変化し、顧客と接点を持つ手段や日常的に管理する方法も変わるとKalish氏は述べる。

 IoTエバンジェリストを名乗るKalish氏によると、組織がどのようにデータを蓄積し、管理するのかということについて100%明確ではない場合、多くのデータ属性を持つことは必ずしも良いことではないという。

 「IoTの文脈でビッグデータについて語るとき、データを安価に保存することが、これまでも現在もある程度中心的に考えられているため、実際のところ、ビッグデータ(big data)はビッグミス(big miss)だと私は思っている」とKalish氏は述べた。「IoTはあなたの企業を崩壊させるものかもしれないし、崩壊しそうな企業との競争を支援するものにもなりうる」(Kalish氏)

 Gartnerによると、2016年末までにおよそ64億台の「モノ」がインターネットにつながると予想されている。こうしたモノは、例えばトースターやヤカンから自動車、医療機器まで多岐にわたる。

 この数は2015年から30%の増加となり、Gartnerでは2020年には208億台に達すると予想している。2016年は毎日550万ものモノが新たにインターネットにつながり、この結果IoTは2016年、前年比22%増となる2350億ドルのサービス支出を支える見通しであるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]