「Windows 10」のプレビュー「Build 14352」がリリース--「Cortana」や「Ink」が改良

Ed Bott (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-05-27 13:23

 Microsoftは米国時間5月26日、「Windows 10」の新しいプレビュー「Build 14352」を、「Windows Insider Program」でFastリングを選択している参加者向けにリリースした。

 Build 14352では重要な新機能は追加されていない。リリースノートには多数のバグ修正のほか、7月下旬の「Anniversary Update」に向けて既に明らかにされている変更点のさらなる改良について書かれている。

TechRepublic Japan関連記事

 まずセットアップ体験が効率化され、前回のプレビューよりもやや高速になったようだ。進行中の画面は表示が簡素化された。

 主要な変更点として「Cortana」の操作が改善され、特に「Groove Music Catalog」(現時点では米語のみサポート)の楽曲再生や、タイマー設定が音声コマンドでできるようになったことが大きい。これらの機能は明らかに、Amazonの「Echo」が切り開いた分野を狙ったものだ。

 「Microsoft Surface」のユーザーがますます増えていることを受け、今回のビルドでは「Windows Ink」サブシステムに対するいくつかの改良と多数のバグ修正が加えられた。改良点として、「Sticky Notes」アプリがアップデートされ、Inkモジュールの定規にコンパスが追加された。さらに、一連のアップデートによって高精度タッチパッドのハードウェアの反応を高めている。

 「Feedback Hub」には、Microsoftからの回答が表示されるようになった。

 さらに、「Windows 10 Pro」からボリュームライセンスのみの「Enterprise」版にアップグレードするプロセスも大きく変更された。プロダクトキーを入力するだけで移行が可能になった。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]