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調査

仮想化進展でサーバ高機能化、単価も上昇--ビッグデータ活用は3%:JEITA - (page 2)

大河原克行

2016-05-30 13:32

ビッグデータに前向き

 「ITユーザートレンド2015」の調査内容についても発表した。1999年度から調査しているもので、ユーザー企業を対象にIT投資動向などについて調査している。今回の調査では301社から有効回答を得ている。

 2015年度のIT投資が、前年度に比べて増加したとの回答は34%と、前年度の28%から増加。一方で、減少したとの回答は15%から12%に減少。だが、2016年度のIT投資予算見通しが増加するとした企業は28%へと減少。減少するとの回答は逆に14%に増えることになる。

 IT化関連での注目度が高いのが「ネットワークセキュリティ」で、昨今のサイバー攻撃に関する話題が増えているのに従い、前年度よりも関心が高まっていることがわかった。その一方で、ビッグテータの活用は、まだ注目度、取り組み度合いも低い状況が続いているという。

 IAサーバの保有率は91%に達したほか、外付けストレージが74%を占め、「共有ストレージ構築の高まりなどもあり、外付けストレージの保有率が高くなっている」とした。サーバ統合と仮想化はいずれも68%が進めているほか、2015年度に導入された物理サーバ1台に対して、2.1倍のOSが動いていることも明らかになった。

 「仮想化の進展に伴い、高機能なラックサーバが望まれている。仮想化の取り組みが進展するのに比例して、サーバの単価も向上している」

 今回の調査では、仮想化率が前年度調査の64%から68%へと拡大。それに伴い、IAサーバの単価は68万6000円から70万9000円に増加している。

 クラウドサービスについては、パブリッククラウドの利用率が前年度の33%から36%へと拡大。プライベートクラウドは23%から26%に拡大している。

 ビッグデータは、3%しか活用していないが、活用準備中の11%、活用検討中の12%を合わせると26%と、4分の1が活用に前向きであることがわかった。IoTに関しては、活用済みが3%、活用準備中が5%、活用検討中が8%とまだ低い。

 今回は新たにSDx(Software Defined anything)に関しても調査している。

 ソフトウェア制御ネットワーク(Software Defined Networking:SDN)では、導入後に設定変更などの運用効率が向上した例、各種設定変更やケーブルの追加や差し替え作業、 床下の配線工事が不要となった事例などが示された。ソフトウェア制御ストレージ(Software Defined Storage:SDS)は、導入済みが3%。「関心あり」までを含めても28%とまだ認知度が低いことなどがわかったという。

 ユーザー部門主体のIT導入状況と増減傾向についても調査。「ユーザー部門主体のIT導入」は約28%の企業が「ある」と回答。「ユーザー部門主体のIT導入」が「増えてきている」との回答は約27%に達したという。

 ユーザー部門主体の導入では、「会計」「営業活動支援」「顧客とのコミュニケーション」が多く、「会計では、300人以下の企業ユーザーでの利用が多い。営業活動支援は、金融関係での利用が高い」

 また、「現在は、ユーザー部門主体の場合、社内設置のサーバでの利用が最も多いが、今後はクラウドを利用する意向が強い。ユーザー部門主体でのIT導入は現在、3割以下であるが、今後はクラウド利用を中心に増えていくと思われる」としている。

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