調査

仮想通貨、「興味はあるが購入しない」7割 --バード調査

NO BUDGET

2016-06-01 07:00

 バードは5月20日、仮想通貨をテーマにしたインターネット調査結果を発表した。仮想通貨に興味はあるものの、仮想通貨を所有した経験がある人は2割程度であることがわかった。

 今回の調査は、同社と明治通り税理士法人が共同で「節税セミナー」を開催するにあたって実施されたもの。調査対象は全国の仮想通貨の購入や利用に興味がある男女20歳~69歳、期間は5月12日から5月16日、総回答数は6930人で有効回答数は300人。

 主な結果は以下の通り。

仮想通貨の認知度、興味

 事前選別のため、まず仮想通貨の認知度や興味について質問を行った結果は以下の通り。

仮想通貨の認知度(N=6930)(バード提供)
仮想通貨の認知度(N=6930)(バード提供)
仮想通貨への興味・関心(N=1431)(バード提供)
仮想通貨への興味・関心(N=1431)(バード提供)

 全体のうち、「仮想通貨を知っている」「購入や利用に興味がある」と回答した割合は7.6%(529人)だった。以下の意識調査は、この「仮想通貨を知っていて購入や利用に興味がある」300人をセグメントした上で行った。

仮想通貨への興味の理由、保有経験

 仮想通貨の購入や利用に興味を持つ理由として挙げられたのは、「世界中で同じ仮想通貨が利用できるから(利便性の高さ)」が32.0%と最多だった。以下、「個人間で直接、送金できるので手数料が無料もしくは格安だから」(28.0%)、「ニュースや報道で話題のテーマだから」(27.3%)と続く。

仮想通貨への興味・関心がある理由について(N=300)(バード提供)
仮想通貨への興味・関心がある理由について(N=300)(バード提供)

 一方、仮想通貨の購入・保有経験については、「今までに、購入・保有したことはない」が71.7%で最多。それに対し「購入している、保有している」が23.7%、「以前、購入・保有していたが、現在は購入・保有していない」は4.7%にとどまり、仮想通貨を知っていて購入や利用に興味があるにも関わらず、仮想通貨の購入・保有経験者の割合は3割弱という結果だった。


仮想通貨の購入・保有経験(N=300)(バード提供)

知っている/興味・関心がある仮想通貨の種類について

 知っている仮想通貨の種類を聞いた結果、「ビットコイン」が96.7%で1位となった。「ホリエモンコイン」(14.0%)などの和製コインも認知率では健闘をしている。

知っている仮想通貨の種類(N=300)(バード提供)
知っている仮想通貨の種類(N=300)(バード提供)

 また、購入や利用に興味・関心がある仮想通貨として挙げられたのも、「ビットコイン」(87.3%)が1位だった。

購入や利用に興味・関心がある仮想通貨(N=300)(バード提供)
購入や利用に興味・関心がある仮想通貨(N=300)(バード提供)

 仮想通貨の購入経験と合わせてクロス分析すると、仮想通貨の購入経験者の方が、ビットコイン以外の仮想通貨にも幅広く、購入や利用に興味・関心があることがわかる。

【購入や利用に興味・関心がある仮想通貨】×【仮想通貨の購入・保有経験】(N=300)(バード提供)
【購入や利用に興味・関心がある仮想通貨】×【仮想通貨の購入・保有経験】(N=300)(バード提供)

今後の仮想通貨のイメージ

 仮想通貨の未来像や今後のイメージについて聞いたところ、「クレジットカードや電子マネーのように広く一般に普及する」(35.3%)、「認知は広まるが、限られた決済手段としての普及にとどまる」(26.3%)、「法規制などが整備されることで、ようやく普及が進む」(23.0%)が上位だった。これらを合計すると84.6%が普及するイメージを持っていることが分かる。


仮想通貨の未来イメージ(N=300)(バード提供)

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