SAPは製品分野の統合にともない、幹部レベルの異動を予定しているという。
SAPの企業ネットワークおよびアプリケーション部門の責任者を務めるSteve Singh氏は従業員宛ての社内電子メールのなかで、中堅・中小企業向けの製品である「SAP Business One」と「SAP Anywhere」「SAP Business ByDesign」をまとめて取り扱う部門の設置を発表した。
この部門は、Barry Padgett氏によって率いられることになる。Padgett氏は同グループのプレジデントとなり、Singh氏の直属として采配をふるう予定だ。Padgett氏は、SAPによるConcur Technologiesの買収にともなってSAPに加わった人物。
また、Concurの最高情報責任者(CIO)Steve DeRham氏が、SAPの企業ネットワークおよびアプリケーショングループのCIOになるという。DeRham氏は統合や自動化、市場進出に向けた取り組みに注力していくことになる。Singh氏の直属となるDeRham氏はConcurにおいて、クラウドサービスの構築に向けた動きを率いるとともに、日々の業務の責任者を務めていた。
さらに、SAPの企業ネットワークおよびアプリケーショングループの最高戦略責任者(CSO)John Torrey氏が同社のチーフコーポレートオフィサーになるという。Torrey氏はSAPのパートナーエコシステムの拡大、および業務に特化したユースケースに注力していくことになる。Torrey氏のチームは、同社の最高業務責任者(CBO)であるQuentin Clark氏の下で、グローバルビジネス開発チームおよびグローバルコーポレート開発チームと統合される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。