89台のIAサーバを基幹システムに統合--芝浦工業大学が情報資産の活用基盤を構築

NO BUDGET 2016年06月30日 08時00分

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 芝浦工業大学は、89台のIA(Intel Architecture)サーバで稼動していた基幹業務システムの基盤を、基幹サーバと統合ストレージ製品などで統合した。蓄積されてきた情報資産を分析し、日常業務や学校経営の改善に役立てるための情報活用基盤を構築した。製品を提供した日本オラクルが5月31日に発表した。

 芝浦工業大学は現在、東京都に2カ所(豊洲、芝浦)、埼玉県に1カ所(大宮)のキャンパスを持ち、大学3学部17学科、大学院2研究科9専攻に合計約8400人の学生が在学している(2015年5月1日時点)。

 近年では、長期にわたって蓄積してきた在校生や卒業生、教員、研究に関する情報やナレッジといったビッグデータの活用を視野に入れ、学内の基幹業務システムの統合を推進し、統合されたデータを多角的に分析することで、より戦略的な教育改善や学校経営に役立てることを目指していたという。

 この基幹業務システムには、事務系および業務系(人事、総務、財務など)のデータ、学生(在校生と卒業生を含む)の学籍や成績、就職などに関するデータ、教職員の研究・業績などに関するデータ、さらには付属中学・高校のデータといった、あらゆるデータが格納され、24時間365日の稼動が求められている。

 また、システム・トラブルが発生した場合にも、原因の特定がしやすく迅速な解決が可能な体制を構築すると同時に、災害対策としてのリモートバックアップについても、より簡単な操作で柔軟に実施できる仕組みを採用する方針で検討を進めた。

 それまで89台のIAサーバで稼動していた基幹業務システムを統合するにあたり、学校法人としての経営基盤の強化という観点から、既存のシステムと同等以上のパフォーマンスを備え、かつ運用管理の手間が増えることなく、長期間にわたる総所有コスト(TCO)の削減につながるシステムの導入を目指していた。

 検討の結果、2015年5月にオラクルのサーバ機「Oracle SuperCluster T5-8」の採用を決めた。基幹業務システムに必要な性能を備えると同時に、コストを低減するための管理機能を持つ点、特にハードウェアとソフトウェアとの親和性の高さが決め手になったとしている。

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 2016年1月に稼働を開始した基幹業務システムの基盤は、1台のOracle SuperCluster T5-8を中心に、1台の統合ストレージ製品「Oracle ZFS Storage Appliance ZS3-2」、8台の「Oracle Server X5-2」などのシステムで構成されている。今回の刷新により、さまざまな日常業務から、これまでに蓄積されたナレッジなどの分析・活用に至るまで、学校運営に関わる業務を安定して行えるシステムが実現した。

 オラクルのハードウェアと「Oracle WebLogic Server 12c」「Oracle Database 12c」といったソフトウェアの組み合わせによって、チューニングが最適化されているため、高いパフォーマンスと管理性能の高さが両立しており、芝浦工業大学では5年間で約10%のTCOの削減を見込んでいるとのこと。

 また、バックアップの拠点を埼玉県さいたま市の大宮キャンパスから北海道のデータセンターに移し、SuperCluster T5-8内のストレージコンポーネントと、新たに導入した「Oracle ZFS Storage Appliance ZS3-2」間でリモートレプリケーションを実施することにより、従来の仮想テープライブラリを用いたバックアップに比べて、操作が大幅に簡略化した。また、大規模災害などが発生した際の同時被災のリスクも回避。重要な情報資産をより安全に守れる体制を実現した。

 芝浦工業大学 情報システム部 次長 祖父江一郎氏は、以下のようにコメントしている。

 「Oracle SuperClusterとOracle ZFS Storage Applianceを採用したことで、止まることが許されない基幹業務システムの信頼性とストレージ環境が格段に向上しました。同時に、これまで蓄積してきたナレッジなどの情報資産を有効活用する環境が整いました」

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