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円高リスク再燃で日経平均反落--ドル円為替を動かす6~7月中のイベントを紹介

ZDNet Japan Staff

2016-06-02 11:20

 6月1日の日経平均は、前日比279安の1万6955円だった。1ドル110円割れまで円高が進んだことが嫌気された。

 この日、消費税増税の延期が正式に発表されたが、これは織り込み済みで、材料とならなかった。同時に財政出動を伴う経済対策が発表されるとの期待もあったが、安倍首相は経済対策を「この秋講じる考え」と語った。1日の経済対策発表を期待していた向きには肩透かしとなった。

 1日の海外市場に入り、1ドル109円台前半へさらに円高が進んでいる。6月は、為替を動かすイベントが多く控えており、円高が再燃するリスクもある。楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、足元の日経平均は1万6500~1万7000円でやや行き詰まっているが、いずれ円高または円安に大きく動き出すときに、日経平均の動きも大きくなりそうだという見解を示している。

 なお、2日の日本時間午前6時30分現在、為替は1ドル109.52円だ。同時刻のCME日経平均先物(6月限)は1万6850円。

 今回は、為替に影響を与える可能性がある今月のイベントについて、窪田氏が解説する。

日経平均は1万6500~1万7000円のレンジに収束しつつある

日経平均週足:2015年1月4日~2016年6月1日

(出所:楽天証券マーケットスピードより窪田氏が作成)
(出所:楽天証券マーケットスピードより窪田氏が作成)

 上の週足チャートでピンク色の矢印をつけたところをご覧いただきたい。日経平均は5月31日に、1ドル111円台まで進んだ円安を好感して、1万7234円まで上昇した。三角もち合いの上抜けを試した形だ。

 ところが、6月1日は1ドル110円割れまで円高が進んだことを嫌気し、1万6955円まで下落した。三角もち合いの上値抵抗線できっちり打ち返された形だ。円安トライが続かなかったので、日経平均も再び三角もち合いのレンジ内に戻された形だ。

 ただし、上のチャートを見ていただくとわかる通り、三角もちあいは、徐々に狭いレンジに収束しつつある。何かきっかけがあれば、上か下へ抜ける時期が、近づいている印象だ。鍵を握るのは為替だ。1ドル109~110円中心のもち合いから円安方向へ抜け出すか、円高方向へ抜け出すかにより、日経平均の動きも決まりそうだ。

円高再燃のリスクはまだ払拭できない

ドル円為替レート週足:2016年1月1日~5月27日

(出所:楽天証券マーケットスピードより窪田氏が作成)
(出所:楽天証券マーケットスピードより窪田氏が作成)

 上の週足チャートを見るとわかる通り、まだ13週・26週移動平均線とも円高方向を向いている。足元1ドル111円まで円安を試したが、その後、円安の勢いがやや落ちつつある。

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