マイクロソフト、「Office 365 Advanced Security Management」を一般提供

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-06-02 10:37

 Microsoftは米国時間6月1日、「Office 365 Advanced Security Management」の一般提供を法人向けに開始したと発表した。このサービスは同社が4月に一般提供を開始した「Cloud App Security Service」を「Office 365」に統合したものだ。なお、Cloud App Security Serviceは同社が2015年9月に買収したクラウドセキュリティベンダーAdallomのテクノロジをベースにしたサービスだ。

 Office 365 Advanced Security Managementは、Office 365の法人顧客向けに追加されるセキュリティツール群であり、段階を追ってリリースされていく。このサービスには、リスクの高い、あるいは異常な利用状況を洗い出すための脅威検出機能のほか、より粒度の高い統制やセキュリティポリシーの実装に向けて強化された制御機能、「シャドーIT」の検出やその他の利用状況の可視化に向けた発見及び洞察機能が含まれている。なお、これらの機能はOffice 365との連携を念頭に置いて最適化されている。

TechRepublic Japan関連記事

 このサービスのベースとなっているCloud App Security Serviceも同様の機能を提供しているが、こちらはOffice 365だけでなく他のSaaSアプリケーションとの連携も念頭に置いている。なお、Cloud App Security Serviceの価格は1ユーザーあたり月額5ドルとなっている。

 Office 365の最上位プランである「E5」の顧客は、Advanced Security Managementを無償で利用できる。また、その他の法人向けプランの顧客は1ユーザーあたり月額3ドルで利用できる。

 脅威の検出機能、およびアクティビティポリシーの作成機能は、E5プランの顧客に対して同日から全世界で利用可能になっている。また同社によると、Office 365に接続しているアプリケーションの権限を表示する機能や、アプリケーションを発見するためのダッシュボードは2016年第3四半期中に利用可能になるという。


提供:Microsoft

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]