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今週の明言

NSSOLが新たな発想で“運用の近代化”に挑戦

松岡功

2016-06-03 11:00

 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉をいくつか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、新日鉄住金ソリューションズの大城卓 取締役常務執行役員と、ベリタステクノロジーズの高井隆太 常務執行役員の発言を紹介する。

「新たな発想で“運用の近代化”を実現したい」
(新日鉄住金ソリューションズ 大城卓 取締役常務執行役員)

新日鉄住金ソリューションズの大城卓 取締役常務執行役員
新日鉄住金ソリューションズの大城卓 取締役常務執行役員

 新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)が先ごろ、ITアウトソーシングサービスの中核をなす運用サービスとして、運用プロセス全体の標準化・自動化を実現する新サービス「emerald」(エメラルド)を7月から提供開始すると発表した。同社取締役常務執行役員でITインフラソリューション事業本部長を務める大城氏の冒頭の発言は、その発表会見で、新サービスへの意気込みを語ったものである。

 同社のITアウトソーシングサービスは、「信頼性の高いファシリティ(データセンターなど)」「クラウドサービスを含むIT基盤」「標準化・自動化された運用」「全体をまとめるエンジニアリング」からなる。emeraldはこのうち、標準化・自動化された運用を新たな発想によって一段と強化したサービスとなる。

 大城氏によると、従来の運用自動化は一部の監視業務やジョブ管理など個別の運用タスクにとどまっており、その効果も限定的だった。そこでemeraldでは、同社が長年培ってきた運用経験に基づく「ITOフレームワーク」と、米IPsoft社が提供する運用管理自動化ツール「IPcenter」を利用し、運用プロセス全体の標準化・自動化を図ることができるようにしたという。

 最大のミソは、同社が運用のベストプラクティスを設計するために活用しているITOフレームワークによって標準化された運用業務を、個別システムに依存しない「プール化」されたSE組織で共有して実施することにより、24時間365日対応できる業務の拡大や作業品質の向上、サービスの可視化など、高品質で安定したサービスを最適なコストで提供できる点にあるとしている。

 さらに、ユーザー企業の業務を熟知している運用SEは、日々の煩雑な業務から解放され、顧客との対話による運用改善やPDCAサイクルを実施することなど、よりその企業に特化した運用業務に注力できるようになるという。

emeraldによる“運用の近代化”の概要
emeraldによる“運用の近代化”の概要

 大城氏は、これまでの案件ごとの運用体制から、これからのプール化された運用体制へと移行すると、どのような形に変わるかを図に示して見せた。まさしく“タテのものをヨコにした”新たな発想による運用体制の刷新である。これをして同氏は、「emeraldのコンセプトは“運用の近代化”だ」と強調した。冒頭の発言はこのコメントから取ったものである。

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