振り込みトランザクション保護の対策はほとんどとられていない

EMCジャパン、RSA事業本部、事業推進部、シニアビジネスデベロップメントマネージャーの花村実氏
EMCジャパンのRSA事業本部で事業推進部シニアビジネスデベロップメントマネージャーを務める花村実氏(写真2)は、「不正送金の1件当たりの金額が大きくなってきている。法人口座を狙った不正アクセスが増えているのではないか」と、不正送金の現状を説明する。
この一方で、対策のハードルが高いことから、法人口座では採用していてしかるべき電子証明書ベースの対策がほとんどとられていないのが現状という。「振り込みトランザクションは最後の砦。ユーザーに負担を強いることなく対策を講じるためにリスクベース認証が適する」(花村氏)。
Adaptive Authenticationの価格(税別)は250万円から。新機能の振り込みトランザクションごとの認証は別途料金が必要で、利用者数が10万人規模のサイトの場合、利用者1人当たり623円。