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Azure導入の勘所

クラウドを再学習するタイミングは今--Azureの現在地 - (page 3)

高橋秀

2016-06-10 07:00

高スピード、自在スケール、低コスト

 クラウドを活用する3つの理由を挙げるとすれば、計画から導入までのスピードの速さ、必要に応じて自在に調整可能なシステム規模の柔軟性(スケーラビリティ)、全て自社環境で構築するのに比べて安価に利用できる低コストが該当するでしょう。今までに多くの自社環境を抱え運用コストを課題とする企業だけではなく、現時点では十分に環境を整備していない企業にとっても、十分にクラウドを活用する理由となると考えます。

 冒頭のセキュリティの話を含め、機能面においても、自社資産として構築するにはあまりにも多くの環境と機能をクラウドは既存のサービスとして提供しています。また、自社環境であればピーク時や経年変化に伴う負荷増大を見越した性能見込みを立てて構築する必要があるため、利用開始時は過剰な投資になりがちであり、常に性能不足のリスクを抱えて運用することになります。

 それがクラウドを活用することで非常に柔軟な性能調整を契約1つで変更することができます。クラウドが出始めた頃より言われ続けているメリットですが、最近では初期投資の最適化シナリオよりも、DevOps(ビジネススピードに合わせた開発と運用の連携)と合わせて迅速なIT基盤の拡充というシナリオでその効果を発揮しています。

 さて、今回は非常に基本的なクラウドに対する説明を改めてさせていただきました。ただ、実際の現場では、クラウド単体での利用シナリオよりも自社環境と組み合わせたハイブリッドクラウドがトレンドとなっています。次回の記事では、ハイブリッドクラウドの実現に向けてのポイント、業務別の適用可能性、実際にハイブリッドクラウドを実践している事例についてご説明します。

高橋秀
アバナード株式会社  ディレクター Japan CTIO (Chief Technology Innovation Officer)
マイクロソフトの最新技術を使ったIT企画、システム開発のエキスパートとして、多くのプロジェクトを担当。現在、日本のCTIO(Chief Technology Innovation Officer)としてグローバルと連携し、アバナードのビジョン「業界をリードするデジタルイノベーター」を実践する、エバンジェリストの職務を担う。1975年東京生まれ。1999年中央大学商学部会計学科卒業。 2016年 Sitecore Technology MVP受賞(2年連続)。

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