シマンテックがサービスに注力--年間1000万円でトータルセキュリティ対策

日川佳三 2016年06月14日 10時22分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 「日本企業のセキュリティ対策は米国より劣る。最新鋭の武器は持っているが、武器を使って戦っていない」。シマンテックは6月13日、日本企業のセキュリティ対策の問題点を指摘するとともに、解決策として同社が提供しているセキュリティサービスについてアピールした。

シマンテック、代表取締役社長の日隈寛和氏
シマンテック、代表取締役社長の日隈寛和氏

 シマンテック代表取締役社長の日隈寛和氏は、日本と米国のセキュリティ対策の違いを、市場調査会社のデータを引き合いに出して、量と質の両面で比較した。量においては、日本企業は米国企業と比べてセキュリティ専任者が少ない。質においては、セキュリティ要員のスキルレベルが米国企業よりも低い。このギャップを埋める必要があると説いた。

 量については、セキュリティ専任者を10人以上抱える企業の割合は、米国企業が27%で、日本企業は18%と低い。セキュリティ専任者が1人もいない企業の割合は、米国企業が14%で、日本企業は23.5%と高い。このように、米国企業に対して日本企業はセキュリティ要員が少ない。

 質については、セキュリティ要員のスキルレベルが十分であると回答した企業の割合は、米国企業が54.3%と過半数を占めるのに対して、日本企業は25.2%にとどまる。「米国は武器の扱いに慣れているスペシャリスト集団を配置している」(日隈氏)

 日米の比較について日隈氏は「セキュリティ機器や技術を導入することにおいては、日本企業は決して劣っていない」と説明する。米国との違いは、機器や技術の使いこなしだ(図1)。「日本企業は、機器や技術を使いこなせていない。ログ解析スキルがない。インシデントの検知と対応で遅れが出る」(日隈氏)


図1 セキュリティ機器の導入は進んでいるが、上手に使いこなすことができていない

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]