意識になかったニーズを探る--みずほ銀行、NTTデータがニューロファイナンスを共同研究

NO BUDGET

2016-06-30 15:00

 みずほ銀行、NTTデータ、NTTデータ経営研究所の3社は6月14日、「ニューロファイナンス」の知見と技術を活用した金融サービスに関する共同研究を拡大すると発表した。

 「ニューロファイナンス」は、金融分野の諸現象を人間の脳から明らかにしようとする研究分野で、3社は、2015年7月より共同で、実際の金融サービスにおける「ニューロファイナンス」の適用可能性について、実証実験を行ってきた。

「ニューロファイナンス」の概要
「ニューロファイナンス」の概要

 実証実験では、約6500人規模のウェブモニターの協力を基に、趣味や嗜好、金融行動に関するアンケートデータを収集、解析した。結果から7つのタイプに分類し、タイプごとに金融サービスの広告宣伝を実施した興味を示す割合を検証した。

 今回の研究の拡大は、広告宣伝としての活用だけではなく、顧客向けに最適な金融アドバイスの提供等をニューロファイナンスの知見や技術が活用できないか検証するというもの。

 みずほ銀行では、共同研究の進展によって、顧客自身も意識していなかった潜在的な欲求や嗜好に対応したサポートが可能になると考えている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]