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日本株展望

米FOMCは利上げなし--日銀はどう動く? - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2016-06-16 11:01

円高リスクへの警戒は続く

 米利上げなし、日銀の追加緩和なし、ブレグジット実現と6月に3つ円高(ドル安)材料が揃ったとき、どこまで円高が進むか、注意深く見ておく必要がある。

 ただし、窪田氏は、ブレグジットのリスクを世界の金融市場は織り込みつつあると考えているという。ブレグジットが実現してもしなくても、イベントを通過すれば、世界の金融市場は落ち着くと見られているからだ。

 日本経済にとって、ブレグジットそのものが直接及ぼす影響を過大視すべきではないだろう。しかし、ブレグジットが実現すると、英国に作った日本企業の工場から対EUで輸出する際に関税をかけられるリスクが発生する。これは大きな問題だ。

 ただし、何らかの形で救済策が施される可能性もある。現時点で、ブレグジット後に英国とEUとの関係がどう変わるか予想するのは困難だが、単純に今英国が持っている特典がすべて白紙になるというわけではない。

 具体的に言えば、EU脱退後も英国が一定条件をのめば、EUとの貿易で「関税なし」の恩典が残る可能性もある。交渉は簡単ではないが、英国とEUがお互いのダメージを最小にするために交渉して決めることだ。

 EUにとって一番恐ろしいのは、EU加盟国が英国に倣って次々と脱退に動くことだ。英国と同様に、資金面でEUを支えているフランスやオランダの世論がどう傾くかが懸念される。英国がEU脱退後も、何のペナルティーもなく、EUとの貿易特権を維持できると、脱退連鎖を誘発することになりかねない。

 さまざまな思惑を抱えたまま、英国とEUは難しい交渉を行うことになる。

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