トレンドマイクロ、ランサムウェア対策を強化--自動的にファイルを復旧

NO BUDGET

2016-06-17 16:45

 トレンドマイクロは6月16日、企業向けセキュリティ対策製品でランサムウェア対策機能を強化すると発表した。

 エンドポイント向けクラウド型セキュリティサービス「ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス(VBBSS)」と企業向け総合セキュリティソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション(ウイルスバスター Corp.)」にランサムウェアで暗号化されたファイルを復旧機能を新たに搭載する。新機能は、6月18日から順次搭載される。

トレンドマイクロ製品でのランサムウェア対策機能強化の概要
各製品でのランサムウェア対策機能強化の概要(*Critical Patchでの対応、**HotFixでの対応。トレンドマイクロ提供)

 VBBSSとウイルスバスター Corp.は従来、ランサムウェア対策機能としてパターンマッチングと挙動監視を活用。今回、事前にファイルをアクセス制限がかかったフォルダにバックアップしておき、万が一ランサムウェアがファイルを暗号化してしまってもバックアップファイルで自動的にファイルを復旧する機能を搭載する。

 この機能は通常のバックアップとは違い、バックアップファイルを自動的に差し替えるため、ユーザーの手動による復旧の手間を省き、ビジネスを継続できるという。

 トレンドマイクロの企業向け各製品は、5月から順次ランサムウェアの検出状況を管理画面で可視化する機能を新たに搭載している。企業がランサムウェアの脅威に対する効果的な対策を支援するという。

VBBSSの管理画面イメージ(トレンドマイクロ提供)
VBBSSの管理画面イメージ(トレンドマイクロ提供)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]