日本ユニシス、OSSを活用しDevOpsを実現するアプリケーション開発環境「CDSuite」提供開始

NO BUDGET

2016-06-23 07:30

 日本ユニシスは6月21日、OSS(オープンソースソフトウエア)を活用したDevOpsを実現するアプリケーション開発環境「CDSuite」(シーディースイート)の提供を開始すると発表した。


「CDSuite」の概要図

 CDSuiteは、Javaや.NET framework、スマートデバイスアプリなどに利用できるアプリケーション開発環境で、アプリケーション開発のスピード向上を図る方法としては、DevOpsで提唱されている継続的インテグレーション(Continuous Integration:CI)、継続的デリバリー(Continuous Delivery:CD)の手法を取り入れているという。

 具体的には、デファクトスタンダードであるJenkins、GitLab、RedmineなどのOSSツールを活用するとともに、最新技術であるDockerを利用した仮想コンテナ形式で提供、テスト自動化ツールと連携させることで、機能テストを含めた自動化を実現する。また、スマートデバイスアプリについては、Monaca/Xamarinなどのハイブリッドアプリ開発環境との連携も可能。これにより、開発からテスト、本番環境へのリリース作業を自動化させ、DevOpsを実現する。

 主な特徴は以下の通り。

  • 開発/テスト環境の迅速な構築
  •  開発/テスト環境に必要な構成管理、ビルド、CIツールなどのソフトウエアを設定済の仮想コンテナ形式で用意することで、開発/テスト環境のソフトウエアの導入期間を1/5に短縮(同社比)。

  • 開発サイクルの期間短縮
  •  開発環境だけでなく、結合テスト環境を合わせた構成管理、ビルド、リリースの自動化を実現することで、継続的インテグレーションを容易に実現。また、ソースコード修正後すぐにテスト環境での稼働確認を実現することで、継続的デリバリーも合わせて実現する。

  • 開発ツールの容易な習得
  •  デファクトスタンダードとなっているOSSツールを採用し、最新技術への追従と容易な習得を可能にする。また、検証済みのOSSセットを提供することで、誰でも簡単に利用できる。

 日本ユニシスでは、本ツールを開発環境PaaS(Platform as a Service)として社内の新規事業企画向けの活用を検証中とのこと。ビジネスICTプラットフォームの開発環境PaaSとしてオンプレミスおよびクラウド上の開発環境、テスト環境、本番環境をシームレスに連携させ、ユーザーの業務を支える最適なサービス基盤として提供していくとしている。

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