東芝ソリューションは、6月23日、官公庁・自治体向けの専用機能を強化したグループウェア「desknet's NEO.Gov LGWANクラウド」をLGWAN-ASPのクラウドサービスとして6月30日から提供すると発表した。
LGWAN-ASPは、行政専用の閉域ネットワークである総合行政ネットワーク(LGWAN)において、地方公共団体向けに各種行政事務サービスを提供する事業者やそのサービスを指す。
desknet's NEO.Govは、ネオジャパンと東芝ソリューションが共同開発したグループウェアで、全国の企業・団体・学校・自治体など、332万ユーザー以上(3月現在)への導入実績がある。ネオジャパンのdesknet's NEOをベースに、官公庁・自治体向けに機能を最適化している。
標準の25機能に加えて、官公庁・自治体専用機能を備えている。これらの機能はカスタマイズ無しで利用できる。また「つぶやき」の機能や、1対1の会話を行う「ダイレクトメッセージ」機能など、ソーシャルなコミュケーションが可能な"ネオツイ"も装備している。
「desknet's NEO.Gov」標準25機能のメニュー
「desknet's NEO.Gov LGWANクラウド」は、係や課レベルからスモールスタートすることも、専用のサーバをLGWAN-ASPに構築して中規模から大規模での運用から開始することも可能。セキュリティ強化に対応したLGWAN-ASPとして活用することで、コミュニケーションの活性化を図りやすくした。
また、常に利用する業務メニューをわかりやすく表示し、目立つように配置できるポータルのインターフェースを用意し、シングルサインオン対応や各業務システムとの連携も可能。首長、部局長などの特定職のスケジュールを表示し、秘匿すべきスケジュールは伏せて運用できる。さらに、全庁向け掲示情報を、ログインしなくても閲覧できるポートレットを提供しており、臨時職員などへの情報提供が容易になる。
今回、新機能として、行事単位での管理を効率化できる「行事予定機能」を追加した。知事(市長)、副知事(副市長)などの幹部などの出席者を登録し、行事内容を印刷、当日の各種行事予定の把握や、各行事での業務指示を行う資料として活用できる。