Azure Information Protectionを発表
新しいサービス「Azure Information Protection」を発表しました(ブログポスト、関連記事)。
これは、既存のAzure Rights Management(Azure RMS)と、2015年11月にMicrosoftが買収したSecure Islandsが持っていた情報保護テクノロジを組み合わせて構築したものです。以下のような機能、特徴があります。
- データの作成/修正時の、データの分類、ラベル付け、保護
- データの移動に伴う永続的なデータの保護
- ユーザーが正しい判断を行い生産性の失わないようにする単純で直感的な制御
- 共有データの可視化と制御
- デプロイと管理の柔軟性
Azure Information Protectionは、7月にパブリックプレビュー、年内にGA(一般提供)の予定です。Azure RMSやEnterprise Mobility Suite をお使いのユーザーには、さらなる付加価値が提供されていくので、今後の情報のアップデートにご期待ください。
災害復旧と高可用性のガイダンス
前回は「回復性 技術ガイダンス」ドキュメントのアップデートについて解説しましたが、今回は、DR(災害復旧)、HA(高可用性)に関するガイダンスのアップデートを紹介します。
1つのAzureリージョン内のアプリケーションに対する一時的な障害に対応するためのHAや耐障害性、Azureリージョン全体のダウンといったアプリケーション機能の致命的な損失に対応するためのDRについてのさまざまなトピックを取り上げているので、是非お読みいただいて、Azure上のアプリケーションのHA、DRの設計にお役立てください。
- Microsoft Azure上に構築されたアプリケーションの災害復旧と高可用性
- Microsoft Azure上に構築されたアプリケーションの高可用性
- Microsoft Azure上に構築されたアプリケーションの災害復旧
- 佐藤直生 (さとうなおき)
- 1999年から、OracleでJava、アプリケーションサーバ、開発ツールなどのエンジニア/テクニカル エバンジェリストを担当後、2010年9月にMicrosoftに入社。Microsoft Azureの黎明期からエバンジェリスト/テクノロジストとしてAzureを担当。オライリーなどの技術書の監訳、翻訳も多数。 ブログ: https://satonaoki.wordpress.com/ Twitter: https://twitter.com/satonaoki
それではまた来週。