自信のなさは、データセンターのセキュリティに関する回答にもにじみ出ており、回答者の73%は、採用しているセキュリティソリューションがフラッシュストレージに対応できるか自信がないと述べている。例えば、暗号化などのツールの処理速度が十分でなければ、フラッシュやSSDのストレージによる性能向上について行けず、システムのボトルネックになってしまう可能性がある。
「多くの組織は主要なストレージ環境を更新しつつあるが、バックアップ環境にまでは十分な注意を払っていない」とEMCの広報担当者は述べている。「その結果、フラッシュ環境の導入に伴うデータ量の増加や複雑なデータパスが原因で、データのバックアップができなくなり、ダウンタイムが発生した際のデータ復旧が難しくなる場合がある」
3つの要点
- 企業は従来型のデータ喪失の脅威には対応しつつあるが、新しい問題が増えていることによって1件あたりの被害額が100万ドル近くになっており、この数字は大きくなる傾向にある。
- 企業の80%以上は、パブリッククラウド上のアプリケーションを利用する予定だと述べているが、クラウドデータの保護を行っている回答者は全体の半分以下に過ぎない。
- セキュリティはデータセンターの性能にも影響を及ぼしており、回答者の73%は、使用しているツールがフラッシュストレージの導入による高速化に対応できるか自信を持てずにいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。