Cisco SystemsとIBMは米国時間6月30日、両社のコラボレーションツール(「Cisco WebEx」と「Cisco Spark」、および「IBM Verse」と「IBM Connections」)の相互運用を可能にするとともに、アナリティクスやコンテキスト理解のために「IBM Watson」を利用できるようにすることを発表した。
今回の提携は、IoT分野での提携に続くものだ。
コラボレーションツールに関するこの提携により、Watsonのコグニティブ(認知)コンピューティングツールがCiscoのプラットフォームや、IBM自体のアプリケーションに組み込まれるようになる。
Ciscoのクラウドコラボレーションテクノロジ部門のゼネラルマネージャーを務めるJens Meggers氏によると、提携の目的はIBMのソフトウェアをより良いかたちで統合し、仕事の完遂に向けて「摩擦を減らす」ことにあるという。
Meggers氏はインタビューで、コラボレーションにおけるビデオの利用に対する需要が急増したと述べている。
「IBM Analytics」のコラボレーションソリューション担当ゼネラルマネージャーであるInhi Cho Suh氏によると、この統合によって仕事をより容易に完了できるようになるという。Suh氏は「WebExは市場をリードしている製品の1つであるため、今回の決定は当然だった」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。