富士通のMetaArcとの連携によって、IoT、AIなどを利用した付加価値あるソリューションを利用することも可能となり、イノベーションを取り入れることを狙っている顧客にもアピールしていく。
実際のスケジュールとしては、2016年度下半期、第4四半期頃からOracle Cloudの提供を開始し、第4四半期後半にK5オプションを提供する計画となっている。
「富士通としては、付加価値サービスを含め3年で500億円のビジネスを目標としていく」(山本氏)

日本オラクル株式会社 取締役 代表執行役社長 兼 CEO 杉原博茂氏
日本オラクルの取締役 代表執行役社長兼CEOの杉原博茂氏は、「30年間培ってきた両社の協力関係をベースとして、安全、安心なクラウドソリューションを提供していく。エンタープライズシステムのクラウド移行は、日本が抱える課題解決にもつながるものとなるのではないか。Oracle Cloudの国内提供は、今回が第1弾であり、他社と同様の提携を行わないということではない。ただし、サポートまで含めたミッションクリティカル分野で安心して利用して頂ける環境を提供できるパートナーは、国内では限られている」と説明。
Oracle Cloud提供はオープンに行っていく方針ではあるものの、ミッションクリティカルな環境での利用を望むユーザーにとっては、富士通は強力なパートナーであることを強調した。