開発した数値解析アプリケーションは無償で配布して実行できる
作成した数値解析モデルや数値解析アプリケーションを配布できる点もメリットだ。コンパイラを使って数値解析アプリケーションの実行形式ファイルを作成し、これを無償で配布できる。これを使えば、MATLABがインストールしていないパソコン上でも数値解析ができる。
数値解析アプリケーションは、パソコン向けに配布できるだけでなく、サーバ型で公開することも可能。ウェブAPIなど各種のインタフェースでサーバ上の解析機能を利用できる。例えば、Excelのアドオンからバックグラウンドでサーバに解析を依頼するといった使い方ができる。
数値解析アプリケーションの形態の他にも、C/C++、Java、Pythonなどの各言語向けにライブラリモジュールを生成することができる。これらの言語で開発したアプリケーションに、MATLABで作成した数値解析機能を組み込める。
例えば、MATLABのユーザー事例の1つ、スペインのBanco Sabadellは、1つのM言語のコードをJavaライブラリ(JAR)、ExcelのDLL、.NETのDLL、実行形式(EXE)と、様々な形態で配布しているユーザーだ。