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日本株展望

米雇用強いが円高続く--手作り好配当利回りファンド

ZDNet Japan Staff

2016-07-11 11:28

楽天証券経済研究所シニアグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

6月の米雇用統計は強かったが、それでも円高圧力はなくならない

 7月4日週の日経平均は、1週間で575円下落して1万5106円となった。再び、円高が進んだことが嫌気された。ブレグジット(英EU離脱の可決)ショックは一旦緩和したものの、欧州の銀行の信用不安が蒸し返され、安全通貨として円が買われた。

 なお、8日発表の米雇用統計は、予想以上に強くポジティブだった。ただし、6月の雇用統計が強くても、7月の米利上げはないとの見方は変わらず、ドル高(円安)は進まなかった。

 8日の米国市場でドル円為替は、1ドル100.46円で引けた。NYダウは、米景気堅調の見方が復活したことから、250ドル高の1万8146ドルと、14年1カ月ぶりの高値で引けた。CME日経平均先物(9月限)は、1万5340円だった。7月11日週の日経平均は上昇して始まりそうだ。ただし、円高圧力がなくならないことから、上値は重いと考えられる。

(出所:米労働省)
6月の米雇用統計(出所:米労働省)

 雇用統計で一番注目されているのは、非農業部門雇用者増加数だ。2016年に入って、雇用者増加数が、米景気好調と判断される20万人増を割り込みつつあることが不安視される中、5月が1万1000人増加(改定後)まで減少したのがネガティブサプライズ(弱くて驚き)となった。ところが、6月は28万人増まで一気に回復し、逆に、ポジティブサプライズ(強くて驚き)となった。

 完全失業率は、長期的な低下トレンドが継続しているが、短期的見ると、5月が5.0%から4.7%と一段と低下したものの、6月は4.7%から4.9%と上昇した。

 米景気は、長らく堅調を保っていたが、2016年の初めは、原油急落による石油関連産業の不振と、ドル高継続による輸出産業の不振で減速した。その後、原油が反発、ドルが反落しているため、米景気は回復に向かっている。

 なお、米景気は堅調だが、政治の圧力があって、7月26、27日の米金融政策決定会合(FOMC)での利上げはないというのがコンセンサスとなっている。米利上げが遅れる中、米長期金利が一段と低下してきていることから、円高圧力が払拭できない状況が続いている。

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