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ユーザー部門も経営も納得する提案を--オールフラッシュストレージ座談会(2) - (page 5)

吉澤亨史 山田竜司 (編集部)

2016-07-19 07:30

 われわれの製品が受けているのは、全部をごちゃ混ぜなシステムをちゃんと性能を制御してお使いいただくということがひとつと、あとは環境を作ってあげる。作ったり消したりしている環境を本番環境に持っていきます。開発から本番へというステージングの流れをすごく自動化したがるのですね。VM(仮想マシン)との連携は当たり前なのですが、下地も含めて自動化し、それをきちんと担保したい。その軸で私たちは選ばれています。

 ではSSDがどうなのかというと、そういうことをやる上で性能を制御する上で、先ほどのバックエンドの技術などを申し上げましたが、その裏側の技術がもう、HDDだとホットスポットができたり、RAIDのホットスポットがあったりと、コントロールができない。

 性能が予測できなくなって、速かったり遅かったり、ホットスポットに行ったら遅くなる。 そういう状況にある統合インフラの上でDevOpsはできない。そのためにまず、SSDを下に置き、その上に性能を制御したり、自動化向きのサーバ上で乗せる形になっています。SSDとの関わりは濃いのですけれども、ユースケースとしてはDevOpsですね。


日本IBM ストレージ・システム事業部 ビジネス開発 今井達也氏

今井氏 ビッグデータという観点ですと、やはりすべてフラッシュにするというのは無理があるので、日本IBMとしてはクラウド上に入れるものであったり、あるいはオンプレミスの大規模なストレージ、データ保管できるようなオブジェクトストレージへ放り込む形です。分析対象で高速性を要求されるような処理の場合は、そこからデータを引っこ抜いてフラッシュに持っていくような使い方をします。

 少し適材適所みたいな言い方をしますけれども、そのような形でフラッシュをビッグデータの環境で活用いただく形になります。DevOpsやアジャイル開発といったところでは、やはりクラウドファーストのようなところが顧客にはあるので、まずクラウドで使ってみて、オンプレミスに持ってくるという形があって、実はクラウド上で動くフラッシュみたいな製品は、クラウドといったらクラウドで持っているインフラでやる形になってしまいます。

 そのため、なかなかまだ日本IBMの製品で、われわれの製品をクラウドに持っていくということはまだないと思うので、そこは悩んでいます。実はハードウェアの機能をソフトウェア化して、たとえば日本IBMでいうソフトウェア上にストレージの機能をのっけてそこでブン回すような仕組み、そんな技術仕様としてソフトウェアデファインドにも注力しているという形になります。

志間氏 われわれの顧客にはASPもいますし、アプリケーション、コンパイルといったところで私たちの製品を使っていただいています。要はフラッシュは非常に高速なので、開発のライフサイクルを短くしたいという理由がまずひとつあるのと、あとは圧縮がバイナリデータでもある程度効果を発揮できますので、そういう意味でその2つの理由で導入いただくケースが多いです。

 ビッグデータに関していうと、実は私たちはフラッシュストレージは今後すべてのディスクに代わるんじゃないかと思っています。そういう意味ではバックアップ以外にディスクは使われないのではないかと真剣に思ってまして、そういう大容量の低価格のモデルというものもさまざまなベンダーから今後でてくるのではないかと考えています。

 (第3回)に続く。

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