編集部からのお知らせ
ZDNet Japanが新しくなりました!
New! 懸念高まる産業機器のセキュリティ

求められる信頼性、課題は検証で解決--オールフラッシュストレージ座談会(3) - (page 3)

吉澤亨史 山田竜司 (編集部)

2016-07-20 07:00

 2つ目は、DevOps関連ということです。私たちの最も大きいユーザー事例はeBeyやPayPalなどで、日本だと検討していただいているのがゲーム系です。とにかくDevOpsを効率化して、あとはQoSと絡んでくるのですが、開発環境やテスト環境、ステージング、プロダクション。ある程度設備は分けられると思うのですが、商用環境にテストの負荷、影響を与えたらまずいため、普通は(ストレージを)分けます。

 われわれはそこをきちんと区切れるのがポイントです。性能を仮想化できるので、きっちり区切ることで同じ環境にデータを入れられます。同じ環境に入れて、当然オールフラッシュなので、開発環境と商用環境をしっかり仮想化しています。そうすることで、重複排除が全部できます。

 開発環境から商用環境まで重複排除してしまう。そうすると、みなさんが考えられている重複排除よりさらに効く。それがDevOps環境でわれわれがすごく使われている理由のひとつです。通常何分の一。さらに約10分の1より小さくなってくるという事象が、DevOps的なところで起きています。この環境を一緒にしてしまおうという機能がわれわれをユニークにしているところですね。


日本IBM ストレージ・システム事業部 ビジネス開発 今井達也氏

今井氏 成果を出している事例はたくさんありますが、最近ですと資生堂や第一生命で夜間の処理時間が半分になったり、従来のストレージに比べて分析の時間が10倍速くなったということがあります。

 日本取引所グループの事例では、リスク分析の処理時間を約約10分の1に短縮できたのですが、その中身などをもう少しかみ砕いて聞いてみたら、20万件のデータベースレコードの書き込み処理などが0.5秒で終わるようになりました。フラッシュは書き込みが遅いという印象があるのですが、実は書き込み処理が0.5秒という非常に高評価で、こういうことをデータベースのエンジニアの方からみると「フラッシュって書き込みも速いんだ」というイメージを与えられると思います。

 コスト削減という意味でいいますと、最初にお話ししたまさにハイエンドストレージ。リプレースしてラックの数が3から2になりました。名古屋のスズケンというお客様なのですが、処理時間も40%くらい短縮できました。Oracle Databaseのライセンスの話になりますが、大手MSP(マネージドサービスプロバイダー)がEnterprise Edition(EE)を使われていました。I/Oの待ち時間を減らしたことでStandard Edition(SE)で大丈夫だという判断になって、EEからSEに変えて保守コストを低減したという事例があります。

志間氏 今、私たちはダウンタイムが(年間で)31秒くらい、いわゆるシックスナイン(99.9999%)のダウンタイムなのですが、その可用性を評価されて、他社ベンダーさんのハイエンドモデルからリプレースするという事例がかなり多いです。日本ではこれからですが海外では、たとえば、2ラックが3Uに入ったとか、4ラック5ラックが3Uになったとかいうような事例もかなりあります。

 そうすると、ラックユニットの消費電力や空調などのコストを結果的には下げたというような事例もあります。面白いところでいうと、最近CAD系の仮想デスクトップ基盤の話もあって、そういうところでもご利用いただいているという実績があります。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]